iPhoneの画面にあるもの、何でも検索可能に--「ビジュアルインテリジェンス」進化で

Jon Reed (CNET News) 翻訳校正: 編集部2025年06月10日 11時31分

 「iPhone」でスクロール中に面白いものを見つけたら、どうするだろうか。「iOS 26」の新機能では、それについて簡単に調べられるようになる。この機能は米国時間6月9日に開幕したAppleの年次イベントWWDC25で発表された、「ビジュアルインテリジェンス」のアップデートの一部だ。

ビジュアルインテリジェンス機能で検索する様子 提供:Screenshot by CNET
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 ビジュアルインテリジェンスではすでに「Apple Intelligence」モデルを用いて、カメラを通して現実世界や写真を認識できる。新機能では、対象が何であれスクリーンショットを撮り、その画像を使って「ChatGPT」に質問したり、カレンダーに予定を追加したり、アプリを使って商品を検索したりできる。

 Appleのソフトウェアエンジニアリング担当シニアバイスプレジデントであるCraig Federighi氏は「閲覧中のあらゆるものを使って、アプリ横断で検索やアクションができる」と述べた。

 この機能はスクリーンショットの編集や共有をする画面に組み込まれており、画面下部に生成AI機能を呼び出すボタンが表示される。利用するには、スクリーンショットを撮るときと同じボタンを押すだけでいい。

検索した商品を調べる様子 提供:Screenshot by CNET
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 この機能はGoogleが2024年に導入した「かこって検索」機能を想起させる。かこって検索は「Android」搭載デバイスや「Google」アプリ、「Chrome」アプリを介してiPhoneでも利用できる。

 WWDC25における最大の発表は、すべてのプラットフォームに共通する新しいデザイン「Liquid Glass」だろう。このデザインにより、iPhone、iPad、Macの表示がさらに透明感を増す。

 このほか、メッセージアプリなどで利用できるAI駆動のライブ翻訳機能などが発表された。

この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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