任天堂は米CNETに「Nintendo Switch 2」(スイッチ2)への早期アクセスを提供した。早速開封の儀を執り行う──。
ついに『Nintendo Switch 2』が発売された。一足早く実機と関連機器を手に入れ、急いでその感触を確かめているところだ。箱はコンパクトで手に取りやすく、初代Switchのパッケージと雰囲気もサイズ感もよく似ている。
本体を接続するドックは、これまでと似たデザインながらもやや厚みがあり、重厚感が増した印象だ。内部には冷却ファンを新たに搭載し、HDMI、USB-C、Ethernetポートを完備。外側にはUSB-Aポートが2基あり、使い勝手も良さそうだ。
これから実際のセットアップに取りかかり、動作や機能をじっくり試していく。ひとまず印象的なのがJoy-Conの使い心地。磁石で「パチッ」と小気味よく装着・脱着できる仕組みで、従来より格段に扱いやすくなっている。
箱の中身に意外なサプライズはなかったが、Switch 2の基本セットは次の通りだ。
* Joy-Con 2コントローラー ×2
* ドック
* HDMIケーブル
* 電源アダプター
* 着脱可能なUSB-C to USB-Cケーブル
* Joy-Conグリップ(USB-Cパススルー充電非対応)
* Joy-Con ストラップ ×2
特に気になったのがリストストラップで、側面にカバーが追加されている。これは新たに登場した「マウスモード」を使う際に側面を平らに整えるための工夫だ。また繰り返しになるが、Joy-Conは磁石でピタッと吸い付くように装着できる新設計で、頻繁な着脱がまったく苦にならない。
任天堂からオプションアクセサリーもいくつか提供された。まずはカメラをチェックする。
* Switch 2専用カメラ(5980円):想像以上にコンパクトなサイズで、安定感を持たせる重り入りの台座が付いている。接続用のUSB-Cケーブルは背面接続式。さらに、プライバシーを考慮した物理シャッターも備えている。
* Proコントローラー(9980円):従来のProコンと比べて手に持ったときの密度感や重量感が増している。新たにヘッドフォン端子、マイク、背面には好きな操作を割り当てられる2つのパドルボタンを搭載。デザインはシックなツートーンカラー(グレー×ブラック)で仕上げられている。
* Joy-Con 2 ハンドル2個セット(2480円):『マリオカート』向けの小型ステアリング型アクセサリーだ。Joy-Con単体でもモーション操作は可能なので必須アイテムとは言えないが、見た目がかわいらしく、持っているだけでテンションが上がる。Joy-Conは磁石で簡単に装着でき、背面のL/RパドルがJoy-Conの上部ボタンを操作する。近々実際に使ってみて感触を試したいところだ。
まずSwitch 2を起動し、システムアップデートをダウンロードした。Wi-Fiの電波が弱く少し時間を取られたが、ルーターに近づいたら問題なく完了。その後、いつも緊張するシステム転送を初代Switch(有機EL版)から実施した。
任天堂いわく「初回起動時にやらないと後ではできない」とのことだが、真偽はさておき、クラウドに対応していないタイトルのセーブデータも含めて一気に移しておいた。
転送は約30分で終了し、これでゲームのダウンロード準備は万端だ。 ちなみに、転送中は両方のSwitchを電源に接続しておく必要がある。Switch 2の上面に追加された2つ目のUSBポートがここで便利だった。
Switch 2はついに4K HDR出力に対応した。従来のSwitchがドック経由でも1080p止まりだったことを思うと、この進化は大きい。セーブデータを移すために両機種を4Kテレビに交互に接続してみたが、映像の鮮明さがひと目でわかるほど違う。
解像度の違いは行き来するたびに歴然だ。文字が驚くほどクッキリしているし、HDRのおかげで明るさも増している。2017年モデルからの世代差をはっきり体感できるポイントだ。
4月のNintendo Treehouse配信で初披露されたマウス操作に大きな期待を寄せていたが、実機レビューが出そろい始めた今はやや慎重な気分だ。Joy-Conを“有線マウス代わり”に机の上で縦持ちして操作するのは、照準速度が命のゲームでは正直もたつきそうだし、長時間続けると手がつりかねない。
とはいえ、Switch 2にUSBマウスを接続することで、対応タイトルでそのまま使えることも判明している。これが快適な操作体系になるかどうかは未知数だが、「次の大きな売り」になってくれるよう期待している。
この記事は海外Ziff Davis発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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