スターバックス コーヒー ジャパンは5月14日、モバイル注文サービス「Mobile Order & Pay」で店内利用を選んだ際、マグカップまたはグラスで商品を受け取れる機能を全国の店舗に導入した。
これまでは店内利用でも使い捨てカップでの提供に限られていたが、新機能によりリユース容器の選択肢が広がり、カップと蓋の廃棄物削減を見込むとしている。
スターバックスは1996年の日本進出時からマグカップによる提供を行い、2021年には「借りて・返して・再利用する」仕組みの「借りるカップ」実証実験を開始。さらに2023年3月からは、樹脂製グラスを全国(一部店舗を除く)に導入し、2025年3月末までに約1400トンの使い捨てカップと蓋の削減につなげてきたという。
一方、「Mobile Order & Pay」では利便性を重視するあまり、店内利用でも使い捨てカップでの提供が続いていた。店舗のパートナーや顧客からは、注文時にマグやグラスも選べるようにしてほしいという声が多く寄せられていたことから、2024年7~8月に都内14店舗で試験導入を実施。寄せられたフィードバックをもとに操作画面を改善し、全国展開に至った。
注文時は商品選択後にカスタマイズ画面で「カップ」を選び、マグカップまたはグラスに変更できる。容器の在庫状況によっては希望に沿えない場合もある。
スターバックスは、今回の機能追加によってリユース率をさらに高め、持続可能な社会の実現に貢献するとしている。
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