デジタル大臣を務める平将明氏は11月29日、Netflixの人気作品「地面師たち」に触れ、マイナンバーカードを使えば作中の地面師を「完全に見破れる」と述べた。
平大臣は、作中で描かれた地面師事件の一番の問題点について「なりすましだ」と指摘した。作中では、手配師が運転免許証やパスポートの券面を偽造していたが、相対する不動産業者はICチップのデータまでは確認しておらず、偽造を見破れなかった。
一方、マイナンバーカードでは、誰でもスマートフォンにダウンロードして使える「対面確認アプリ」をデジタル庁が提供している。これを使えば、ICチップ内のデータを読み取り可能で、券面が精巧でも偽造を見破れる。
平大臣は「(対面確認アプリを使って)マイナンバーカードで本人確認すると、作中の地面師みたいなものは完全に見破れる」と語った。
なお、政府は現行の健康保険証の新規発行を12月2日に停止し、マイナ保険証に原則として1本化する。その理由の1つとして「なりすまし受診の防止」を挙げている。
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