サムスンによれば、フロントカメラもダイナミックレンジとオブジェクト検出機能が向上しており、人物と背景の分離や、髪の毛の束のような細かい要素の識別精度が高まっているという。プロモードを使えば、フロントカメラを手動で制御し、「Expert RAW」アプリを使ってRAWフォーマットでセルフィーを撮影することも可能だ。RAW撮影はレタッチ前の画像を保存できるので、編集段階での自由度が高まる。
今のところ、セルフィーの画質に大きな違いは感じられない。下の2枚を比べると、個人的にはGalaxy S23 Ultraの写真よりも、S22 Ultraの写真の方が好みだ。とはいえ、S23 Ultraで撮ったセルフィーが、Pixel 7 Proで撮ったものよりもはるかに明るいことは間違いない。なお、これらの写真は比較のために、あえて薄暗い室内、かつ自然光が入るという難しい照明条件で撮影している。
Galaxy S23 Ultraの外観は、Galaxy S22 Ultraとほとんど変わらない。独特の角張ったデザインは、Galaxy S23/S23+や他のAndroid端末の丸みを帯びたデザインとは一線を画す。デザインの面では、前世代との大きな違いは色だけだ。前世代はバーガンディ、グリーン、ホワイト、ファントムブラックの4色だったが、Galaxy S23シリーズはクリーム、グリーン、ラベンダー、ファントムブラックの4色に加えて、公式ストアだけで購入できる限定色が用意されている。筆者が使っているクリームは、洗練されていて目を引く色だ。
6.8インチのスクリーンは、個人的にはやや大きく感じるものの、前世代と同様に明るく鮮やかだ。1回の充電でどの程度バッテリーが持つかはまだ分からない。今朝は100%の状態で使い始め、昼頃には90%程度まで減っていた。
全体として見ると、特に写真や動画を中心に使いたい場合、Galaxy S23 Ultraは有望な選択肢となりそうだ。しかし断言するには、もう少しテストを続ける必要がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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