Microsoft傘下のZeniMaxで、ビデオゲームのテストを担当する従業員グループが労働組合の結成をめぐり投票し、賛成多数となった。米通信労働組合(CWA)が米国時間1月3日に発表した。
従業員グループを代表するCWAによると、Microsoftは2022年6月、従業員による労組結成の権利を尊重すると表明しており、この方針に沿って今回の結果を認めたという。Microsoftは2021年、「Fallout」シリーズや「The Elder Scrolls」シリーズを手がけるゲーム開発企業Bethesda Softworksの親会社であるZeniMaxを、75億ドル(当時のレートで約7800億円)で買収していた。
Microsoftをめぐっては、今回の労働組合結成に向けた動きのほかに、米連邦取引委員会(FTC)が690億ドル(約9兆1000億円)でのActivision Blizzard買収計画を阻止する動きに出ている。FTCは、両社の合併がゲーム機メーカー間の競争を阻害すると主張している。
今回の労組結成投票の1週間余り前には、2022年にActivision Blizzardによって買収されたビデオゲームスタジオProletariatの数十人の従業員が、労組結成を申請した。Activision傘下の労組結成に向けた動きは、この1年でこれが3件目だ。Raven Softwareの従業員が2022年5月、Blizzard Albanyの従業員が12月に、労組結成を可決している。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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