著名なAppleウォッチャーであり、TF International SecuritiesのアナリストでもあるMing-Chi Kuo氏は、Appleが今後数年で、基本モデルとProモデルの差別化をさらに進めていくと予想している。その一例として、iPhone 15のProモデルには、現在のデバイスに搭載されている標準的なキーではなく、ソリッドステートのボリュームボタンと電源ボタンが内蔵される可能性がある、とKuo氏は10月のツイートで述べている。
Kuo氏によると、それらのソリッドステートボタンは、「iPhone SE」や「iPhone 7」のホームボタンによく似たものになる見通しで、触覚フィードバックを利用して、ボタンを押す感覚を再現するという。ソリッドステートボタンの明白な利点は、水の浸入を防げることだ。
Kuo氏を発信源とするうわさは他にもある。今度のうわさは、iPhone 15のカメラに関するものだ。同氏は、「iPhone 15 Pro Max」にはペリスコープ式望遠レンズが搭載されると予測している。このスタイルの望遠レンズでは、より高倍率の光学ズームが可能になる。Kuo氏は、iPhone 15 Pro Maxが6倍の光学ズームに対応する可能性もあると予想している。iPhone 14 Pro Maxの光学ズームは最大3倍であり、10倍光学ズームをサポートするサムスンの「Galaxy S22 Ultra」などのライバルに後れを取っている。
初代iPhoneが2007年に登場して以来、価格は劇的に上昇している。そして、2023年のiPhone 15でも値上げが実施されるかもしれない。ただし、想定とは違う形になるかもしれない。米CNETが過去に話を聞いた複数のアナリストによると、現時点の予想では、iPhone 15の基本モデルの価格は据え置かれる見通しだという。
しかし、豪華な「iPhone 15 Ultra」に関するうわさが現実になった場合、価格帯の上限が押し上げられる可能性はある。うわさのUltraモデルは、2023年にiPhone 15 Pro Maxに代わって登場する可能性がある、とBloombergのMark Gurman氏は自身のニュースレターに書いている。この見立ては、AppleがiPhone ProおよびPro Maxのモデルの差別化をさらに進めるというKuo氏の予想とも一致する。米国における現在の価格は、エントリーレベルのモデルであるiPhone 14(128GB)が799ドルで、1TBのストレージを搭載する最上位のiPhone 14 Pro Maxが1599ドルとなっている。
Appleはほぼ毎年、9月に年次のiPhoneイベントを開催しているため、iPhone 15も同じ時期に発表されるはずだ。通常、新型iPhoneは発表の少し後(多くの場合、翌週の金曜日)に発売される。Appleは特定のモデルの発売日をずらすこともある。新しいデザインやサイズを導入する場合は、特にそうだ。そのため、iPhone 15シリーズでも、特定のモデルが別の日に発売される可能性がある。
これまでの発表と発売のスケジュールには、以下のような傾向がある。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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