三菱UFJ銀、「VANDLE CARD」のカンムを連結子会社化--後払い決済に対応へ

 カンムは12月27日、三菱UFJ銀行と資本業務提携契約を締結したと発表した。

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 三菱UFJ銀行は2023年3月末、フリークアウト・ホールディングスとその他株主が保有する、カンムの株式の一部を取得する予定。これによりカンムはMUFGグループへ参画し、今後は連結子会社になるという。

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 カンムは、オンライン決済サービス「VANDLE CARD(バンドルカード)」を主力事業とするスタートアップ企業。2016年9月にローンチしたバンドルカードではVisaの国際ブランド付きプリペイドカードを誰でも最短1分で作成可能で、簡易に後払いチャージできる「ポチっとチャージ」といった豊富なチャージ方法に対応している。

 そのほか、2022年6月には、手元の資産形成に活用できるクレジットカード「Pool」をリリースしている。

 今回の資本業務提携における最初の取り組みとして、三菱UFJ銀行口座保有者に向けた決済サービスの一つとして、カンムのバンドルカードを提供する予定。

 また、カンムの持つ後払い決済のノウハウを三菱UFJ銀行やグループ会社の商品やサービスと組み合わせ、機能強化を図るという。利便性の向上と顧客満足度の向上を目指すとしている。


 将来的には、より広範な領域での協業も検討。カンムが現在展開する既存事業の範疇にとどまらず、新領域での事業拡大を目指すという。



 なおフリークアウト・ホールディングスは、今回の取引におけるカンムの株式価値総額は約250億円と評価されており、そのうち今回の売却対象となる株式に対応する部分は約143億円になると発表している。

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