「焼肉の和民」でメタバース「REALITY」のライバーが接客--コラボドリンクで売上還元

中井川学(編集部)2022年12月23日 11時25分

 ワタミが全国で展開する「焼肉の和民」は、2023年1月16日から2月14日まで、配膳ロボット「KettyBot(ケティーボット)」のスマート案内機能を活用し、配膳ロボットに搭載された大画面越しに接客を行う「バーチャル店員イベント」を開始する。

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 “最先端テクノロジーを活用したサービスの提供”をテーマに、焼肉の和民の特色でもある「特急レーン」と配膳ロボットの機能を活用して“接客”しようという取り組み。6月に限定店舗で実施したところ、全国展開を希望する声が多くあったことから、拡大したという。

 特急レーン到着時等の音声による音声接客は全店舗で、配膳ロボットによる接客は、川越東口クレアモール店、坂戸北口駅前店、国分寺南口店、池袋東口店、なんば店の5店舗となる。

配膳ロボット実施店舗およびスケジュール
配膳ロボット実施店舗およびスケジュール

 スマートフォン向けメタバース「REALITY」内でバーチャル店員募集イベントで入賞した「宿借(フォロワー5094名)」「あおくん(フォロワー1035名)」「鷲峰なお(フォロワー660名)」の3名がバーチャル店員を担当する。

 期間中は、ライバー(配信者)とのコラボドリンク(690円、税別)と注文者のみ購入できるコラボグッズ(390円、税別)を販売する。

 このコラボドリンクは、「クリエイターエコノミー(リアルの世界でも収益を上げられる取り組み)」を創出するために、売り上げの一部をライバー(配信者)に還元する取り組みとなる。

 焼⾁の和⺠は、ニューノーマルを⾒据えた⾮接触型飲⾷店への対応策を導⼊している。特急レーンや料理配膳ロボットを活⽤することで、従来の居酒屋業態に⽐べて接触接客を最⼤80%削減しているという。ホール業務の効率化と感染症予防対策の徹底を目指す。

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