賃貸戸建という住まいの選択肢「Kolet」--スマートホーム機能導入で暮らしやすく

 ケネディクスは8月23日、賃貸戸建住宅「Kolet(コレット)」に次世代型スマートミラー「MIRROR FIT.(ミラーフィット)」を実装したと発表した。すでに導入しているスマートホームサービス「SpaceCore(スペースコア)」とあわせ、賃貸戸建住宅におけるスマートホーム化を進める。

左から、ミラーフィット 代表取締役社⻑の⻩皓氏、ケネディクス 戦略投資部投資第四部⻑の市川悠氏、アクセルラボ 取締役/COOの宇田川大輔氏
左から、ミラーフィット 代表取締役社⻑の⻩皓氏、ケネディクス 戦略投資部投資第四部⻑の市川悠氏、アクセルラボ 取締役/COOの宇田川大輔氏

 Koletは、ケネディクスが運用している賃貸戸建住宅ファンド。一都三県で展開しており、今回215戸を追加取得したことで、取扱件数が累計486戸となった。すべての物件で、SpaceCoreによるスマートホームサービスを提供しているほか、今回取得した215戸には、MIRROR FIT.を備える。

 ケネディクス 戦略投資部投資第四部⻑の市川悠氏は「賃貸というと集合住宅が一般的だが、賃貸戸建のニーズも高まってきている。70平方メートル以上の広い物件を探しやすいのは戸建ならでは。一方で、オートロックがないなどセキュリティ面を気にする方もいる。そうした方に向けKoletでは、スマートホームサービスSpaceCoreを導入し、戸建が持つネガティブなイメージを払拭し、新たな住まい方として提案していきたい」と話した。

 Koletには、スマート家電リモコンや屋内カメラ、ドア・窓センサー、スマートロック、スマート宅配ボックスなどを完備し、それらの機器をIoTゲートウェイでつなぎ、1つのアプリから操作できることが特徴。「対応デバイスや住宅設備は20種類以上。加えて、不動産管理会社向けにリレーション機能も提供している」(アクセルラボ 取締役/COOの宇田川大輔氏)と、SpaceCoreのみで、入居者向けのスマートホーム機能と不動産管理会社向けのリレーション機能を一手に引き受ける。

IoTゲートウェイ
IoTゲートウェイ
玄関前にはスマート宅配ボックスを設置。アプリから荷物の配送状況の確認ができたり、宅配ボックスの解錠、配達履歴の確認ができたりする
玄関前にはスマート宅配ボックスを設置。アプリから荷物の配送状況の確認ができたり、宅配ボックスの解錠、配達履歴の確認ができたりする

 今回、MIRROR FIT.に対応し、アプリからの操作に加え、MIRROR FIT.からスマートロックを解除したり、家電をコントロールしたりといった操作に対応。「スマートフォンやタブレットからの操作に加え、MIRROR FIT.からも家の操作ができるようになっている」(ミラーフィット 代表取締役社⻑の⻩皓氏)と、新たな使い方を提案する。

 MIRROR FIT.は、専用のミラーデバイスと専用アプリによって、自宅に居ながらにして簡単にプロが監修した本格的なトレーニングプログラムを楽しむことが出来る次世代型スマートミラー。フィットネスコンテンツを映し出し、ユーザーのワークアウトをサポートすることが本来の使い方だ。

「MIRROR FIT.」。各家庭のライフスタイルに合わせた場所に設置できるよう、壁掛けにはせず、床置きタイプにしているという
「MIRROR FIT.」。各家庭のライフスタイルに合わせた場所に設置できるよう、壁掛けにはせず、床置きタイプにしているという

 入居者は、導入後12カ月はフィットネスアプリが無料で利用でき、13カ月目以降は継続または解約の選択が可能。解約後もスマートホーム機能はそのまま利用できる。スマートホーム機能を利用する際は別途月額料金などはかからず、毎月の支払いは家賃のみとなる。

 ケネディクスではKoletの取扱い物件を2022年内に1000戸を目指すとしている。

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