Galaxy Buds2 ProをGalaxyシリーズのスマートフォンやタブレット、PC、またはサムスン製のスマートテレビと一緒に使うと、イヤホンのペアリングや再ペアリングをしなくても、簡単に接続先のデバイスを切り替えられるメリットがある。デバイスを変えて再生を始めれば、イヤホンの接続先が瞬時に切り替わるのだ。ただし、どのデバイスにも同じサムスンアカウントでサインインしている必要がある。
しかしこの一週間はほぼずっとこの機能が使えなかった。最初のセットアップ時は、Galaxy Buds2 ProをGalaxy Z Flip4とペアリングし、筆者が持っている唯一のサムスンアカウントでサインインした。ところが、Galaxy Z Flip4で音楽を聴いた後、私物の「Galaxy Z Fold3」やGalaxy Z Fold4のレビュー機で音楽のストリーミングやYouTube動画の視聴を始めても、一度も音声が切り替わらなかった。
今日は、このレビュー記事を仕上げるために、もう1度だけ試してみることにした。今回はGalaxy Buds2 Proを充電ケースに戻し、Galaxy Z Fold4の横に開いた状態で置いた。そしてGalaxy Fold4のBluetooth接続メニューを開き、Galaxy Buds 2 Proがペアリング済みデバイスとして表示されているかを確認した。しかし、Galaxy Buds2 Proは「ペアリング済みデバイス」に表示される代わりに、「Music Share」に選択肢として表示された。タップすると、数秒後に筆者の電話番号で「接続済み」というメッセージが表示された。そこで、Galaxy Buds2 Proを装着してGalaxy Z Flip4で音楽を再生し、その1分後にGalaxy Z Fold4で別の音楽を再生してみたところ、今回は成功した。
狐につままれたような気分だ。これが正しい設定方法だったのかは分からないが、同じような問題に直面した時は試してみてほしい。
Galaxy Buds2 Proは、一般的なBluetooth方式でペアリングすれば、サムスン以外のメーカーのデバイスとも接続できる。左右両方のイヤホンを充電ケースに入れた状態で、両方のタッチパッドをステータスライトが赤、緑、青に点滅し始めるまで長押しする。
Galaxy Buds2 Proは、Pixel Buds Proと違ってマルチポイント接続には対応していない。つまり、一度に接続できるデバイスは1台だけだ。例えば、Galaxy Buds2 ProをMacBook Proで使った後、Galaxyスマートフォンで使いたい場合は、スマートフォンのロックを解除して「設定」アプリを開き、「接続」から「Bluetooth」へ進み、Galaxy Buds2 Proを選択する必要がある。
複数のメーカーのデバイスを使用している場合、これは面倒で不便なプロセスだ。
公平を期すために付け加えると、「AirPods Pro」(と他の「AirPods」シリーズすべて)をApple製以外のデバイスで使用する際も同じ挙動になる。しかし、Apple製デバイス間での自動切り替えはシームレスに行える。
Galaxy Buds 2 Proが今まで試したワイヤレスイヤホンの中で最も快適なものであることに疑いの余地はない。数時間続けて装着していても違和感を感じたり、耳から落ちそうだと感じたことはなかった。サウンドは素晴らしく、ANCは望んだ通りにあらゆる音を遮断してくれる。アンビエントモードには改良の余地はあるが、音声検出機能は優れている。
Galaxy Buds 2 ProはサムスンのGalaxyエコシステムを愛用している人にとっては最高のワイヤレスイヤホンだろう。GalaxyユーザーにはGalaxy Buds 2 ProがAirPodsのような体験を提供してくれるが、Galaxy以外のデバイスを使い始めた瞬間に、この使用感は台無しになる。サムスン製Androidスマホを使っていない場合、デバイス間の切り替えについてはPixel Buds Proのほうが使い勝手はいいだろう。そして多少だが手に入れやすい価格だ。
この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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