「Apple Watch」が命を守る--転倒検出、低血糖アラート、緊急SOSなど - (page 2)

Justin Eastzer (CNET News) 翻訳校正: 川村インターナショナル2022年08月22日 07時30分

メディカルID

 メディカルIDは、自分の知っている人が周りにおらず錯乱状態になっており、助けが必要な場合や、そうした状況に陥っている他の人が近くにいる場合に、役に立つ。

メディカルID
メディカルID
提供:Richard Peterson/CNET

 メディカルIDには、名前や生年月日、健康状態、使用中の薬、緊急連絡先などの情報が表示される。

 Apple WatchでメディカルIDが文字盤に表示されるまでサイドボタンを押し続けると、誰でもこの情報にアクセスすることができる。メディカルIDのスライダーを右にドラッグすると、メディカルIDの情報にアクセスして、その画面から緊急連絡先に電話をかけることができる。メディカルIDは、iPhoneで電源ボタンと音量アップボタンを同時に長押しして開くことも可能だ。

 メディカルIDの設定は簡単だ。iPhoneで、「設定」>「ヘルスケア」>「メディカルID」の順に移動するといい。

緊急SOS

 緊急SOSは、装着者を恐ろしい状況から救出しうる強力な機能だ。この機能では、装着者が危険な状況に陥った場合に、迅速かつ簡単に緊急通報サービスに連絡することができる。

緊急SOS
Apple Watchの緊急SOS画面
提供:Richard Peterson/CNET

 Apple Watchでこの緊急SOSを発動する方法は、いくつかある。メディカルIDと同じように、サイドボタンを長押しして、「緊急SOS」のスライダーをドラッグしてもいいし、ボタンをさらに長く押し続けると、緊急SOSが自動的に発動する。発動すると、Apple Watchは残り5秒からカウントダウンを開始し、大きなサイレン効果音を発する。キャンセルしたい場合は、カウントダウンが終了する前にボタンを離すといい。

 iPhoneで緊急SOSを発動にするには、電源ボタンと音量アップボタンを同時に長押ししてからスワイプするか、あるいはその2つのボタンをさらに長く押し続けるといい。そうすると、残り8秒からカウントダウンを開始し、サイレンを発する。電源ボタンを素早く5回押すと緊急SOSが発動するように設定することも可能だ。こうした発動の方法は、「設定」>「緊急SOS」の順に移動して、設定することができる。

「Apple Fitness+」の瞑想にアクセス

 メンタルヘルスも私たちの健康の重要な側面の1つだ。Apple Watchは、Apple Fitness+プログラムに含まれるガイド付き瞑想によって、ユーザーの心を解放することを目指している。(訳注:Apple Fitness+は現在日本では提供されていない)

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瞑想機能にはApple Fitness+アカウントが必要だ
提供:Richard Peterson/CNET

 瞑想には、多くの健康上の利点がある。例えば、冠動脈疾患での入院リスクを87%軽減できる可能性がある

 Apple Fitness+のアカウントを所有している人は、Apple Watchにプリインストールされている「マインドフルネス」アプリから、ガイド付き瞑想のリストにアクセスできる。瞑想の時間は5~20分だ。Apple Fitness+のサブスクリプション料金は、米国で月額9.99ドル、または年額79.99ドルとなっている。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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