アップル、グーグル、サムスンが進める2022年スマートウォッチ計画 - (page 3)

Lisa Eadicicco (CNET News) 翻訳校正: 編集部2022年05月03日 07時30分

Google Pixel Watch

ユーチューバーのJon Prosser氏が公開したレンダリング画像
ユーチューバーのJon Prosser氏が公開したレンダリング画像
提供:Jon Prosser/Front Page Tech

 Googleは傘下のFitbitを通じて、Android対応スマートウォッチ向けソフトウェアを開発しているが、独自のスマートウォッチは販売していない。しかし2022年は、この状況が大きく変わる可能性がある。InsiderとユーチューバーのJon Prosser氏によると、Googleは2022年、初の消費者向けスマートウォッチをリリースする見込みだ。

 Pixel Watchに関する情報はほとんどないが、Prosser氏が入手したとされるマーケティング資料によると、新型ウォッチのディスプレイは円形となる可能性がある。もっともWear OSを搭載したウォッチのディスプレイは既存モデルも円形なので、これ自体は驚くような情報ではない。また、ドイツのブログWinFutureは過去にPixel Watchが3種類のバージョンで登場する可能性を示唆していた。Insiderによると、心拍数モニター等の基本的な健康管理機能も搭載される見込みだ。

 戦略面では、Googleのスマートウォッチには、同社の純正スマートフォンであるPixelの方向性を踏襲してほしいと期待している。Googleは、Pixelでしか使えない、またはPixelに搭載された後で他のAndroid端末に展開される気の利いた機能を提供することで、Pixelの価値を高めてきた。同じことをスマートウォッチでもできるはずだ。そうすることで、Android対応スマートウォッチ体験が目指す姿も示すことができる。

FitbitのWear OSウォッチ

Fitbit Sense
Fitbit Sense
提供:Lexy Savvides/CNET

 米CNETのScott Stein記者が2021年に書いた記事にある通り、FitbitはGoogleとサムスンが開発する新しいWear OSを搭載した高機能スマートウォッチを計画している。この新型ウォッチには、Fitbitの最上位モデル「Fitbit Sense」よりも高度な機能が搭載され、セルラー対応やGoogleアプリとの連携といった機能も追加されるとみられる。

 現在、Fitbitのスマートウォッチは独自OS「Fitbit OS」を搭載していることを考えると、これは大きな前進だ。筆者はFitbitの充実した健康機能、詳細な睡眠トラッキング、長いバッテリー持続時間を高く評価しているが、OSに関してはもう少し工夫が必要だと感じていた。Fitbit OSは、Appleやサムスンのスマートウォッチが採用しているOSと比べると動きが鈍く、対応アプリの数も少ない。しかし、Wear OSの登場によって状況は大きく変わる可能性がある。

 といっても、FitbitがFitbit OSを完全に放棄することはないだろう。ニュースサイト9to5Googleによると、Fitbitが開発中とされる「Fitbit Versa」とFitbit Senseウォッチの次世代モデルはおそらくWear OSベースではない。

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]