「アイドルマスター ミリオンライブ！」8thライブで見た“思いを届けるステージ” - (page 3)

　2日目の冒頭は、青羽美咲に加え、木下ひなたと七尾百合子による注意事項などの前説を経てライブ本編がスタート。1日目と同様に前半は各ユニットによるステージが展開された。

　2日目最初のユニットは「Jus-2-Mint」（ジャスミン）で、大関さんと渡部優衣さんが登場。1曲目に披露したのは「Hang In There!」で、サイバーライクな曲調で序盤からテンションを上げていく。黒を基調としたカッコよさとセクシーさを醸し出すユニット衣装「Ace×Ace」（ダブルエース）も映えるステージとなった。

「Hang In There!」

　2曲目には星井美希のソロ曲アレンジバージョンである「追憶のサンドグラス（sky_delta Remix）」をカバー。疾走感あふれる曲調のなかで歌い上げていた。トークのなかでは、かつてサービスを行っていたソーシャルゲーム版において「浪速のサンドグラス 横山奈緒」というゲーム内カードがあったことに触れ、“エモさ”を感じていたことを話していたほか、この前日（2月12日）が横山奈緒の誕生日ということで、みんなでお祝いをしていた。そして3曲目に「Super Duper」を披露。終始カッコよさとセクシーさで魅せるステージとなっていた。

「追憶のサンドグラス（sky_delta Remix）」

「Super Duper」

　2番目のユニットは「Fleuranges」で、近藤さん、麻倉さん、桐谷さんが登場。それぞれアイドルのイメージカラーが淡く彩られたドレス風ユニット衣装「カモミール・ウィスパー」をまとって、1曲目の「Special Wonderful Smile」を階段に座った状態で歌い始める。華やかさとしっとりとした雰囲気のある曲調のなかで、麻倉さんが星梨花として歌う時のかわいい歌声、桐谷さんが美也として歌うときの柔らかい歌声、近藤さんが可憐として歌うときの優しい歌声が相まって、ゆったりとした空気感が生み出されていた。続けてのユニット曲「旅立ちのコンパス」では、ポップな雰囲気で軽快に歌うなかで、コンパスで円を描くような足の動きがあるなど、曲の世界観を表現していた。

「Special Wonderful Smile」

　トークでは、緊張していたという近藤さん、ライブが無事に開催されプロデューサーさんが集まった光景を見て嬉しさのあまり、目を潤ませる桐谷さん、あまり緊張はしておらずマイペースな様子で話す麻倉さんという三者三様な光景も見られていた。そして3曲目はカバー曲となる「オーディナリィ・クローバー」。「THE IDOLM@STER THE@TER BOOST 02」に収録されている、劇中劇となる“三姉妹カフェ”をテーマにしたドラマ「空猫珈琲店へようこそ！」をイメージした楽曲となっており、新たな“三姉妹感”を覚えるようなステージとなっていた。

「旅立ちのコンパス」

「オーディナリィ・クローバー」

　3番目のユニットは「TRICK＆TREAT」で、平山さんと小笠原さんが登場。1曲目として「フシギトラベラー」を披露する。TRICK＆TREATは、ミリシタのプラチナスターツアーにおいて、ハロウィンイベントのアンバサダーとして結成されたというエピソードが描かれており、ユニット衣装もハロウィンをイメージさせるような「ワルプルギス・ナイト」。そして楽曲もハロウィンがイメージできるような、不思議な雰囲気と楽しさあふれるようなものとなっており、賑やかさがあふれるステージに。2曲目は北沢志保のソロ曲「CAT CROSSING」をカバー。場内の空気が一変するようなロックナンバーで、平山さんの歌唱力と小笠原さんのカッコよさが存分に発揮されていた。

「フシギトラベラー」

「CAT CROSSING」

　トークでは、衣装のポイントに触れられていたほか、お互いに“茜ちゃん”“麗花ちゃん”と呼び合いたくなるぐらいに似合ってて楽しいということも語られていた。そして3曲目として歌った「Black★Party」では、着ぐるみの茜ちゃん人形も登場。ハロウィンの雰囲気全開でパフォーマンスをし、魅惑のステージとなっていた。

「Black★Party」
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　4番目のユニットは「Chrono-Lexica」。斉藤さん、中村さん、夏川さん、阿部さんが登場し、1曲目として歌ったのは「囚われのTeaTime」。ミリシタでは退廃的でゴシックな雰囲気を持つユニットとして結成した背景があり、ゴスロリ風のユニット衣装「ビスクドール・ノワール」をまとい、ダークライクな曲調で描かれる独特な世界観を、力強い歌声で表現。トークのなかでは、斉藤さんが前回の7thライブで不在だったこともあり、久々の大型ライブ出演ということで喜ぶ一幕があったほか、夏川さんはゴスロリ衣装が憧れだったそうで、公演当日の朝からテンションが高かったことなどが語られていた。

「囚われのTeaTime」

　そして2曲目として、天空橋朋花のソロ曲「Maria Trap」をカバー。スタンドマイクを前にパフォーマンスし、Chrono-Lexicaが持つ世界観と、楽曲との親和性の高さを感じさせた。続けての3曲目でユニット曲の「dans l’obscurité」を披露。ゴシックな世界観とロックサウンドの激しさで彩られる楽曲を4人が熱く歌う。終始独特な世界観で魅了するステージとなっていた。

「Maria Trap」

「dans l’obscurité」