アップル、「AirTag」のストーカー対策を強化--Android向け検出アプリも提供へ

Ian Sherr (CNET News) 翻訳校正: 編集部2021年06月04日 09時00分

 Appleは、紛失防止タグ「AirTag」が所有者から離れた場合にアラート音を発するまでの時間を変更するとともに、不審なAirTagまたは「探す」ネットワーク対応機器が近くに存在することをユーザーに警告するための新しい手段を提供することを明らかにした。

AirTag
提供:Sarah Tew/CNET

 Appleは米国時間6月3日、AirTagのアップデートの配信を開始したと述べた。他人の追跡に利用されている可能性がある場合にアラート音を発するまでの時間を変更する。当初は、所有者から離れて3日経過するとアラート音を発することになっていた。これが今回のアップデートにより、8時間から24時間の間でランダムに音を発するようになる。

 AppleはAirTagへのさらなる安心感を与えるために、AirTagまたは「探す」ネットワーク対応機器を知らないうちに「携帯」している場合に、それを「検出」できるように支援する「Android」デバイス向けアプリを開発中だという。「iPhone」には既に、類似のアラートシステムが組み込まれている。Android向けアプリは2021年後半にリリースされる予定だ。

 「最近発売したAirTagには、不適切な追跡を阻止する業界初の先見的な機能が搭載されている」とAppleは述べた。オンラインで開催される開発者会議「Worldwide Developers Conference(WWDC)」の前週というタイミングでのこの動きについて同社は、AirTagのプライバシーとセキュリティの向上に引き続き取り組んでいく決意を示すものだとした。

AirTagとiPhone
AirTagは「探す」ネットワークと連携する
提供:Sarah Tew/CNET

この記事は海外Red Ventures発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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