M1 Macは「衝撃的で勇気づけられた」--連続約34時間駆動、958gのフラッグシップ「VAIO Z」

 VAIOは2月18日、立体成型フルカーボンボディを搭載したフラッグシップノートPC「VAIO Z」を発表をした。

「VAIO Z」「VAIO Z」

 価格は、個人向け標準仕様モデルの想定想定価格が30万9800円(税込)~。ソニーマーケティング取扱の個人向けカスタマイズモデルが26万700円(税込)~。VAIO ストア パソコンあんしんサポート付きの最小構成価格が27万2580円(税込)~。

 Core i7-11375Hプロセッサー搭載、最大5.00GHz駆動スペシャルエディション「SIGNATURE EDITION」は、ソニーマーケティング取扱が35万4200円(税込)~。VAIO ストア パソコンあんしんサポート付きの最小構成価格が36万6080円(税込)~。

独立から7年--VAIO Zは『これこそがVAIOだ』という提案

 VAIOは2014年にソニーから独立してから、7月に7年を迎える。VAIO 代表取締役社長の山本知弘氏は、今回のVAIO Zについて「『これこそがVAIOだ』という提案をさせていただける時を迎えた。デザインと技術で世界中のイノベーションを加速する、これこそがVAIOのミッション。『最高のコンピューティング体験』をもたらすPCを提案する」と切り出した。

立体成型フルカーボンボディの量産化に世界で初めて成功
立体成型フルカーボンボディの量産化に世界で初めて成功

 ノートPC筐体を構成するすべての面で、立体成型を行ったカーボン連続繊維素材を使用しており、立体成型フルカーボンボディの量産化に世界で初めて成功したという。

 軽量モバイルPCの主要素材は、マグネシウム合金・アルミニウム合金を用いて筐体の軽量・薄型化している。しかしながら技術的な限界点を迎えており、新たな素材が求められていると説明する。

 VAIOシリーズは、2003年に世界で初めて連続繊維によるカーボンファイバーをモバイルPCに活用。以来、一貫して同素材の活用をリードしてきたが、その量産加工の難しさから、これまでは平面部を中心とした部分的な採用にとどまっていた。

単位重量あたりのプロセッサスピード
単位重量あたりのプロセッサスピード
単位重量あたりのバッテリーライフ
単位重量あたりのバッテリーライフ

 今回、世界で初めてカーボンファイバーを立体成型してPCのボディ全面で使用することに挑戦。長年のノウハウと国内の協力企業各社の技術の結集によりこれを実現した。

 カーボンファイバーの特性を最大限に生かすには、レーシングカーのサバイバルセルのように、立体成型してボディ全面を覆うことが理想だとしており、これを実現したのが「立体成型フルカーボンボディ」になる。

 ルカーボンボディのアドバンテージを生かしながら、大容量の放熱システムを実装することで、1kgを切るモバイルノートPCの中で唯一、デスクトップ級の高性能プロセッサーを搭載(第11世代インテル Core プロセッサー H35シリーズ)。また、ストレージには、PCIe Gen.4接続の「第四世代 ハイスピードSSD」を採用している。

 キーボードは、耳障りなノイズの低減、心地よい打鍵感、手首にかかる負担をなくす傾斜など、ユーザーがより快適にタイピングできるキーボードとして新設計。フルピッチ(約19mm)を確保し、キーストロークも約1.2mmから約1.5mmに深くなっている。タッチパッドも、面積を従来モデル(VAIO SX14)と比べて約190%大型化した。

キーボードは、耳障りなノイズの低減、心地よい打鍵感、手首にかかる負担をなくす傾斜など、ユーザーがより快適にタイピングできるキーボードとして新設計キーボードは、耳障りなノイズの低減、心地よい打鍵感、手首にかかる負担をなくす傾斜など、ユーザーがより快適にタイピングできるキーボードとして新設計

 ディスプレイは、標準的なモバイルPCより大型の14型液晶を搭載。同時に立体成型カーボンによる強靭な天板を生かし、狭額縁(約207万画素の高性能フロントカメラを搭載)でコンパクトかつ軽量なボディを実現している。なお、4K解像度(3840×2160ドット)ディスプレイが選択可能。映画フィルムの色域を再現するデジタルシネマ規格と、肉眼で見る光景と同等の陰影を再現する「HDR」に対応した。

 ディスプレイは、最大180度まで開けるフルオープン構造となっており、専用のショートカット(Fn+2)で表示の回転にも対応する。

実使用ケースにおける駆動時間
実使用ケースにおける駆動時間

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