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ラズパイライバル「ROCK Pi 4」の長所と短所をみる

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 100ドル以下のコンピュータは動作が遅すぎて何の役にも立たない、というのは遠い過去の話だ。

 低価格コンピュータでも有能なマシンになり得ることを広く世に知らしめたのは、2012年に発売された「Raspberry Pi」と言っていいだろう。

 この35ドルのボードの発売以来、似た名前の製品が多数登場しており、世界販売台数で上位のコンピュータとなったRaspberry Piに対する強い需要にあやかろうとしている。

 「ROCK Pi 4」は、Raspberry Pi人気に便乗した最新の競合製品の1つで、そのスペックは全体的にRaspberry Piを上回っている。

 だが、技術的に優位だからといって、ROCK PiがRaspberry Piよりも優れていることになるのだろうか。それは、ボードを使って何をしたいか、また、Linuxとシングルボードコンピュータの使用に関してどれだけ専門知識を持っているかによる。

 ROCK Pi 4の性能は(後ほど掲載するベンチマークを見ると分かるように)、確かに主力モデルの「Raspberry Pi 3 Model B+」を上回っているが、いくつかの重要な点でRaspberry Piに後れを取っている。

 まず価格だ。筆者がテストした「ROCK Pi 4 Model B」の4Gバイトバージョンは75ドルと高額で、Raspberry Pi 3 Model B+の2倍以上する。もっと安いモデルがいいなら、ROCK Pi 4 Model Bにはメモリ容量が少ないバージョンもあり、1Gバイトモデルが49ドルからとなっている(「ROCK Pi 4 Model A」の1Gバイトモデルは39ドルだが、こちらはWi-FiもBluetoothもない)。

 またROCK Pi 4は、初心者には扱いが難しい。誤解しないでほしいが、ROCK Piの製造元であるRadxaがウェブサイトで提供している「Debian Stretch」OSのバージョンは、最初のうちは初期状態で全く問題なく動作した。

 Wi-Fiの検出と接続はスムーズだった。デフォルトの「Chromium」ブラウザは比較的速いと感じられ、「JavaScript」を多用する最新のサイトの処理にも特に不満はなかった。

 ROCK Pi 4はCPUの性能や、さらに重要なことにメモリの容量でRaspberry Piを上回っており、その点でのメリットはすぐに実感できるだろう。ブラウザとデスクトップの応答性は低価格ノートPCに匹敵し、Raspberry Pi 3 Model B+よりも実用的な普段使いのデスクトップだと感じられるはずだ。

 「Gmail」や「Google Docs」が快適に動作するほか、1080pのYouTube動画もスムーズに再生される。バックグラウンドで他のタブを実行しながら動画を再生する際に、比較的大容量のメモリのメリットを強く実感できる。ローカルでの動画再生も同様にスムーズで、OS標準の動画プレーヤーで1080p動画を再生してもコマ落ちは発生しない。

 だが、筆者がテストした限りでは、4K動画を再生できるレベルには達していなかった。「Big Buck Bunny」テスト動画の4K/30FPSバージョンはブラウザとローカルで再生できたが、動きがぎこちない。

 ただ、動画が停止するのではなく、再生はできて、ぎこちないということは、適切なプレーヤーと動画コーデックを使用すれば4K再生がスムーズになる可能性があるということだ。

 しかし、ROCK Piの使用を続けているうちに、多くの問題が発生した。筆者がHDMIで接続している他のコンピュータと違って、モニタから音が出なかったため、3.5mmジャックにヘッドフォンを接続しなければならなかった。

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