マイクロソフト「Teams」に多数の新機能--リモートでもオフィスでも有益に - (page 2)

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎2020年09月24日 18時35分

 またMicrosoftは、Teamsの検索機能を改善して、「Microsoft Search」の統合検索機能を利用できるようにする予定だ。これによって、メッセージや人、回答、ファイルなどを、素早く簡単に見つけられるようになるという。この新しい検索機能を使えば、「人工知能(AI)を利用した関連性」によって、Teamsやその他の「Microsoft 365」のサービスでもっとも頻繁に利用しているコンテンツや人を優先的に検索できるようになる。

 10月以降には、「MyAnalytics」と「Workplace Analytics」で生成した、精神面、身体面での健康状態(ウェルビーイング)や生産性に関する情報をTeamsで利用できるようになる。さらに2021年の前半には、「バーチャル通勤」機能や、メディテーションアプリ「Headspace」との連携、従業員のその日の調子の登録といった、ユーザーの精神面のケアに踏み込んだ機能も追加されるという。

 2020年末までには、Teamsでカスタマーキーをサポートする機能のパブリックプレビューも開始される予定だ。これによって、「Exchange Online」や「SharePoint Online」「OneDrive」などと同じように、Teamsでもカスタマーキーを利用した暗号化を利用できるようになる。

 MicrosoftがIgniteに合わせて投稿したブログ記事には、ほかにもポリシーの一括割り当てや、デバイスの管理者機能の委任、「Power Platform」を利用したミーティング機能の拡張、Teams向けの「Power BI」アプリの改善、「Adobe Sign」や「DocuSign」を利用した承認機能の統合など、さまざまな新機能が紹介されている。

 Igniteでは、過去に予告されていた大画面マルチタッチ会議システム「Surface Hub 2S」の85インチモデルが、米国では9月22日から予約注文が開始され、2021年1月に発売されることも明らかになった。一方で、「Surface Hub 2X」に関する新しい情報はなかった。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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