UberとLyftのドライバーを「従業員」に--カリフォルニア州裁判所が命令

Dara Kerr (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2020年08月11日 12時03分

 カリフォルニア州の裁判官は米国時間8月10日、配車サービスのUber TechnologiesとLyftに対し、同州でドライバーを従業員に区分するよう求める仮差し止め命令を出した。両社には打撃だ。両社がこの件で何年も抵抗してきたのは、多額の追加費用が掛かり、事業モデルの全面的な見直しが必要になるからだ。

デモ活動するドライバーら
カリフォルニア州で配車サービスのドライバーとして働く多くの人々は、従業員として区分されるべきだと訴えてきた
提供:James Martin/CNET

 サンフランシスコ上級裁判所のEthan Schulman裁判官は、UberとLyftに上訴の機会を与えるため、差し止め命令の執行を10日間停止すると述べた。両社は上訴するという。

 Lyftの広報担当者は、「今回の裁定を不服として上訴し、(ドライバーの)独立性のために闘い続ける」と述べた。Uberの広報担当者は、「カリフォルニア州のドライバーに代わって、直ちに緊急の上訴を行う計画だ」と語った。

 今回の仮差し止め命令は、カリフォルニア州が5月に両社を相手取って起こした訴訟によるものだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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