グーグル、「Pixel」と「Chromebook」用の独自プロセッサーを開発中か

Eli Blumenthal (CNET News) 翻訳校正: 編集部2020年04月15日 10時38分

 Googleがまもなく、自社製デバイス用に独自のプロセッサーを開発する企業の仲間入りを果たすかもしれない。新しい報道によると、同社は、「Pixel」スマートフォンと「Chromebook」の将来のバージョンに搭載するチップの開発に取り組んでいるという。

Pixel
提供:Stephen Shankland/CNET

 Axiosによると、Googleの取り組みは「かなり進展」しており、Pixelスマートフォンには「早ければ2021年にも」独自のプロセッサーが搭載される可能性があり、そのチップを搭載するChromebookもその後登場する可能性があるという。

 「Whitechapel」という開発コード名が付けられたそのチップは、サムスンと共同開発されており、5nmプロセスを採用すると、Axiosは報じている。サムスンは、「Exynos」という独自のチップを既に開発済みだ。Exynosは、米国外向け「Galaxy」スマートフォンの一部に搭載されている(サムスンの米国版スマートフォンにはQualcommのプロセッサーが搭載されている場合が多い)。サムスンは、「iPhone」に搭載されているAppleのAシリーズプロセッサーの開発も支援したことがある。

 Googleはコメントを控えた。

 Google独自のプロセッサーを開発することに、具体的にどのようなメリットがあるのかは不明だ。しかしAxiosは、8コアチップであることに加えて、「Googleの機械学習技術向けに最適化されたハードウェア」を搭載し、「Googleアシスタント」を対象とした改良も含まれる見込みだと報じている。

 これまでのPixelには、写真機能を向上させるための「Pixel Visual Core」などの特殊チップが搭載されていた。2019年の「Pixel 4」には、機械学習と写真機能を向上させるための「Pixel Neural Core」というさらにアップグレードされたチップが搭載されている。これまでのすべてのPixelスマートフォンに、Qualcommのプロセッサーが採用されている。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]