「Microsoft 365」のコンシューマー向けサブスクリプション、3月のデジタルイベントで発表か

Mary Jo Foley (ZDNET.com) 翻訳校正: 編集部2020年03月17日 11時50分

 Microsoftは、米国時間3月30日に開催するバーチャルイベントの招待状を一部の報道機関やアナリストに送付している。筆者の複数の情報筋によると、このイベントで、「Microsoft 365」の「Life」版、すなわちコンシューマー向けの新たな「Microsoft 365」サブスクリプションサービスが発表される可能性がある。

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提供:Microsoft

 招待状ではほとんど詳細が語られていないが、「Microsoftの最新製品を披露するデジタル説明会に招待する。仕事や生活、家庭での生産性を高めるための方法について知ってもらいたい」と記されている。

 Microsoft 365(M365)のコンシューマー向けサブスクリプションはもともと、「Build 2019」の頃に発表されるはずだったが、2020年春に延期されていたとみられる。その時点で、M365のコンシューマー向けサブスクリプションの仮称は「Microsoft 365 Life」(コードネームは「Alta」)だった。

 Microsoft 365のバンドルには、「Windows 10」「Office 365」「Enterprise Mobility + Security」が含まれる。M365は現在、商用版と教育版のSKUが展開されているが、コンシューマー向けのM365ブランドのサービスは提供されていない。

 筆者の複数の情報筋によると、Microsoft 365 Lifeは、おおむね既存の「Office 365 Personal」と「Office 365 Home」をリブランディングした製品になる予定であり、現時点での計画によると「Office 365」の既存のコンシューマー向けサブスクリプションと同様の価格体系が維持されるという。Microsoftはこれらの新バンドルに、パスワードマネージャーといった一部のコンシューマー向け機能を含め、中核となる生産性アプリ以上の製品として展開しようとしていると筆者は聞いている。

 また、筆者や他社がこれまでに報じているとおり、グループチャットサービス「Microsoft Teams」のうわさされていた新バージョン「Teams for Life」もM365のLifeのサブスクリプションにバンドルされる可能性もある。しかし、発表や出荷の時期に関する計画について、筆者は把握していない。

 Microsoftがなぜこれらのサブスクリプションの名前に「Life」を用いているのか、知りたい読者もいるかもしれないが、このブランディングには理由がある。Microsoftは2018年、「Modern Life and Devices」(モダンな生活とデバイス)という旗印の下、あらためてコンシューマーに訴求する計画について明らかにし始めた。M365のLifeサブスクリプションは、このModern Life and Devicesというカテゴリーに分類される(Yusuf Mehdi氏は、Modern Life, Search and Devices Group担当のコーポレートバイスプレジデントだ)。

 筆者が聞いたところによると、M365のコンシューマーサブスクリプションが発表されると予想されるこのイベントで、Microsoftのハードウェアの発表やお披露目はなさそうだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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