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「もうちょっと」だった--ゲイツ氏、「Windows Mobile」の失敗を語る

Liam Tung (CNET News) 翻訳校正: 矢倉美登里 吉武稔夫 (ガリレオ)2019年11月08日 11時54分
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 Microsoftの共同創設者Bill Gates氏は、米司法省が起こした独占禁止法訴訟に気を取られたために、「Windows Mobile」を開発する機会を台無しにしてしまったとの思いを語った。

Bill Gates氏
Bill Gates氏
提供:The New York Times/YouTube

 気を取られていなかったら、Windows Mobileは現在の「Android」の地位を占めていたとGates氏は考えている。

 Gates氏は、「The New York Times DealBook Conference」でのインタビューで次のように語った。「独禁法訴訟がMicrosoftにとってマイナスだったのは間違いない。あれがなければ、われわれはモバイルOSの開発にもっと注力していただろうし、あなたたちだって、今ごろはAndroidではなくWindows Mobileを使っているはずだ」

 Gates氏はさらに、機種名は挙げなかったがMotorolaのスマートフォン(2009年の「Moto Droid」と思われる)にWindows Mobileを提供し損ねてしまったと述べた。Moto Droidは、Motorola初のAndroidスマートフォンで、米国でAndroidを世に広めるのに貢献した重要なデバイスだった。

 「もうちょっとというところまで来ていた。私が気を取られすぎたばかりに、台無しにしてしまった。リリースが3カ月遅すぎた。そうでなければ、Motorolaがスマートフォンに採用していただろう。勝者総取りだ。それは確かだ。今となっては、ここにいる人は誰もWindows Mobileについて耳にしたことすらない」(Gates氏)

 Gates氏の見解では、Microsoftが巻き込まれた独禁法訴訟のせいで、Windows Mobileの可能性を最大限に引き出すような開発はできなくなった。一方、このような法廷闘争は消費者にとっても必ずしもプラスにはならなかったとGates氏は主張した。

 しかし後になって、Gates氏は独禁法訴訟やWindows Mobileの悲運について良い面もあったと考えている。同氏は、独禁法訴訟がなければそれほど早くに引退することはなかったとして、引退したことによりビル&メリンダ・ゲイツ財団に取り組む機会が得られたと語った。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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