ポケトークシリーズは、2017年12月の発売以来、累計出荷台数(サンプル等除く)は、7月23日時点で50万台を越える。明石家さんまを起用したプロモーションも功を奏しているという。
世界中で使えるグローバルSIMや翻訳精度が人気の理由という。一方で、同社のアンケートによれば、ポケートークの用途の60%は海外旅行だが、意外なところでは語学学習としても35%使われている。
ソースネクスト 代表取締役社長の松田憲幸氏は、かつて同社が販売していたタイピングソフト「特打」について触れ、「特打が売れたのは隠れて練習したいという人も多く、マシンに教えられるので恥ずかしくなかったから」と説明。ポケトークも同様に、人ではなく機械のポケトークで英語の表現を勉強する人が多いと分析。会話の練習ができるよう、海外にいったときに役立つ6つのシーンを中心に、入国審査のシミュレーションやレストラン、移動など36レッスンを入れ込んだという。
ポケトークは世界14カ国で展開中で、オンラインでは37カ国の販売実績を持つ。当初は日本向けだったが、世界でも海外旅行者数が増加していることを受け、「世界中で翻訳機の需要が高まっている」と意気込む。
そうした背景を受け、会話レッスン機能は、現在英語のみだが、今後は中国語、スペイン語、フランス語、日本語、韓国語など複数の言語に対応する方針だ。
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