アリペイは11月5日、ショートステイで中国を訪れる日本人を始めとする海外旅行客向けに、決済サービス「Alipay(アリペイ)」を通してモバイル決済を使用できるミニプログラム「Tour Pass(ツアーパス)」の提供を開始したと発表した。
中国は世界の中でもモバイル決済が非常に進んでおり、同時にモバイル決済をベースとしたさまざまな生活サービスが展開されている。しかし、Alipayを利用するためには、中国の電話番号と中国の銀行口座が必要なため、中国に短期滞在する海外旅行客は、中国でモバイル決済を利用することが困難な状況だった。
そこで今回、アリペイは上海銀行と協力し、中国を訪問する海外からの旅行客が滞在中にモバイル決済サービスが利用できるようになるミニプログラムとしてTour Passの提供を開始した。
Tour Passを利用するには、スマートフォンにAlipayアプリをインストールし、所定の情報を登録する必要がある。自身のクレジットカードから上海銀行が提供する専用のバーチャルプリペイドカードに人民元をチャージすることで、中国国内に限ってAlipayアプリを使った支払いが可能になるという。
プリペイドカードへの最低入金額は100人民元(約1550円)で、入金上限は2000人民元(約3万1000円)。プリペイドカードは90日間有効となっており、有効期限以降は残高が自動的に払い戻されるという。
CNET Japanの記事を毎朝メールでまとめ読み(無料)
「程よく明るい」照明がオフィスにもたらす
業務生産性の向上への意外な効果
ZDNET×マイクロソフトが贈る特別企画
今、必要な戦略的セキュリティとガバナンス
ものづくりの革新と社会課題の解決
ニコンが描く「人と機械が共創する社会」
住環境に求められる「安心、安全、快適」
を可視化するための“ものさし”とは?