ソニー、新型APS-Cミラーレス「α6600」「α6100」を海外発表--バッテリー持ち大幅改善

 ソニーは8月28日、APS-Cミラーレス「α6600」と「α6100」を海外発表した。価格は、α6600が1600ユーロ(日本円約18.7万円)、α6100が900ユーロ(同約10.5万円)。

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カメラとして正常進化した「α6600」

 α6600は、α6500の後継モデルとみられ、APS-Cサイズの2420万画素CMOSイメージセンサー「Exmor」を搭載。ISO感度は100〜3万2000(拡張感度はISO10万2400まで)に対応し、像面位相差・コンストラストAFともに425点のAFポイントを搭載した、最速0.02秒で合焦できる「ファストハイブリッドAF」を採用。リアルタイムトラッキングとリアルタイム瞳AFに対応しており、人だけでなく動物の瞳もトラッキング可能だ。

 ボディはマグネシウム合金を採用。最速1/4000シャッターを搭載し、連写は秒間最大11コマを達成した。5軸のボディ内手ブレ補正、236万ドットの0.39型EVF、92万ドットのタッチ対応3.0インチ液晶パネルを搭載。モニタ部分は180度フリップでき、自撮りなどに利用可能だ。また、グリップが大型化されており、ホールド性が向上している。

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「α6600」の背面
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「α6600」「α6100」ともに180度のフリップに対応。VLOGなどで効果を発揮しそうだ

 動画撮影は、ピクセルビニングなしの4K全画素読み出しに対応。XAVC Sフォーマットを採用し、HDR(HLG)での収録が可能。4Kは最大30fpsだが、ハイスピード撮影(1080p/120fps)やS-Log2/3もサポート。外部マイクを使った収録にも対応する。

 バッテリーは、α9などで採用されている「NP-FZ100」に変更され、前モデルで採用された「NP-FW50」と比較して2.2倍の容量に強化。駆動時間を大幅に改善しており、EVF使用時で720枚(α6500で310枚)、液晶パネル使用時で810枚(同350枚)としている。また、インターフェースは、MicroUSB(充電対応)のほか、MicroHDMI端子、マイク端子、イヤフォン端子。重さは503gとなる。

ほぼα6600?ハイコスパを予感させる「α6100」

 α6100は、2014年に発売されたα6000の後継機と見られ、α6シリーズのエントリーモデルに位置する。APS-Cサイズの2420万画素CMOSイメージセンサー「Exmor」を採用し、ISO感度は100〜3万2000をカバー。像面位相差・コントラストAFともに425点のファストハイブリッドAFをはじめ、リアルタイムトラッキング、リアルタイム瞳AF、秒間最大11コマ連写をサポートするなど、α6600と近いスペックを持つ。

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「α6100」。天井に内蔵ストロボが見える(α6600には非搭載)
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「α6100」の背面

 α6000ではフルHDのみだった動画撮影は、全画素読み出しの4K撮影に対応。外部マイクでの収録にも対応する。映像フォーマットはXAVC Sをサポートし、4Kで30fpsのほか、1080pで120fpsのハイスピード撮影にも対応する。

 なお、α6600と異なる点として、バッテリーに旧モデルと同じNP-FW50を採用。EVFで380枚、液晶で420枚撮影できるとしている。また、拡張感度が5万1200までとなっているほか、144万ドットEVF(α6600は236万ドット)、ボディ内手ブレ補正、ヘッドフォン端子、大容量バッテリー、大型グリップの非採用、S-LogやHDRでの動画撮影に非対応といった点などが挙げられる。

 インターフェースは、MicroUSB(充電対応)のほか、MicroHDMI端子、マイク端子。重さは398gとなる。

 なお、ソニーでは新型レンズとして、APS-C用のEマウントとしては初のF2.8通しズームレンズ「SEL1655G」(16-55mm F2.8 Gレンズ)と、Eマウント用望遠レンズ「SEL70350GE」(70-350mm F4.5-6.3 G OSS)も発表した。

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