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マイクロソフト、倫理的AIを目指すOpenAIに約1080億円を出資

Dhara Singh (CNET News) 翻訳校正: 編集部2019年07月23日 08時29分
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 Microsoftは米国時間7月22日、人工知能(AI)を研究する新興企業OpenAIに10億ドル(約1080億円)を出資し、新しいスーパーコンピューティング技術を共同開発する複数年契約を締結したと発表した。OpenAIは自社サービスを、Microsoftのクラウドコンピューティングプラットフォーム「Azure」で動作させる予定だ。

OpenAIのCEOであるSam Altman氏(写真左)と、MicrosoftのCEOであるSatya Nadella氏
OpenAIのCEOであるSam Altman氏(写真左)と、MicrosoftのCEOであるSatya Nadella氏
提供:Scott Eklund/Red Box Pictures

 サンフランシスコを拠点に2015年に創設されたOpenAIは、「人類全体に利益をもたらす」AIの倫理的利用に重きを置く方針を繰り返し主張してきた。MicrosoftとOpenAIは、AIを世界の気候変動などの「現時点で解決困難な」問題の解決に利用するべきだと述べた。

 「AIは、最も変革的な現代技術の1つであり、世界で最も差し迫った問題の多くを解決へと導く可能性を秘めている」と、Microsoftの最高経営責任者(CEO)を務めるSatya Nadella氏は発表の中で述べた。「OpenAIの革新的な技術を新しい『Azure AI』のスーパーコンピューティング技術と組み合わせることにより、AIの安全性を常に中心に掲げつつ、すべての人々に利益がもたらされるようにAIを民主化することが、われわれの大きな目標だ」(Nadella氏)

 OpenAIは、TeslaとSpaceXのCEOであるElon Musk氏や、PayPal共同創設者でFacebook取締役であるベンチャーキャピタリストのPeter Thiel氏など、ハイテク業界の著名なリーダーらに支持されている。非営利団体として創設されたが、2019年に入って、非営利団体の取締役会が管理する営利企業を設立した。OpenAIは、このハイブリッド体制を「capped-profit」(利益上限付き)企業と表現している。

 Microsoftとの新たな提携の背景として、クラウドサービスがOpenAIにとって莫大なコストになっていると報じられていた。Microsoftによると、OpenAIは2016年からAzureを顧客として利用しているという。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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