AIについてインスピレーションが湧く--アマゾン「Re:MARS」開幕 - (page 2)

Stephanie Condon (ZDNET.com) 翻訳校正: 石橋啓一郎2019年06月05日 18時00分

 しかし、米ZDNetの姉妹サイト「Tech Pro Research」が最近実施した調査によれば、これらの問題は、AIや機械学習に対する企業の熱意に水を差す事態にはなっていない。とは言え、これらの問題がAIの導入を後押しする材料にならないことも確かだ。AIが提示した課題は社会で吟味されつつあり、その一方で、ビジネスリーダーはまだAIのビジネス価値について確信を持てずにいる

 Limp氏は、今回初めて開催されたre:MARSの参加者には「宇宙飛行士や最高経営責任者(CEO)、アーティストやエンジニア、博士号所有者や政治家、そしてもちろん、あらゆる種類のビジネスリーダー」が含まれていると述べた。

 また同氏は、このカンファレンスは人々にインスピレーションを与えるとともに、「自分たちの日々の仕事にイノベーションを起こすのに役立つ、適切なコンテンツ、学習機会、そしてリーダー」を提供するものだと語った。

 カンファレンスの参加者は、実用的な話題とインスピレーションを触発する話題が入り交じったプログラムを肯定的に受け入れているようだ。

 米テキサス州のノースリッチランドヒルズから来たというKatie Kelly氏は、「機械学習について多くを学ぶだけでなく、機械学習の利用に適した種類のビジネス課題についても知る」ために参加したと話す。Kelly氏によれば、同氏の専門であるユーザー体験の分野に機械学習を適用することは、「そうした相互作用にロケット燃料を使うようなもの」だという。これは、「大間違いか大正解のどちらか」といった極端な結果になってしまう可能性があるということだ。

 Kelly氏は、企業での機械学習利用に関するセッションでは多くの情報を得られると分かっているが、「おそらく5つか6つは機械学習に関するセッションへの参加をやめて、宇宙関係のセッションに参加すると思う。私の中のオタク心が、今日の1日を満喫している」と述べた。

Amazon Re:MARS

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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