「Windows 10 May 2019 Update」が一般提供--機能アップデートの制御などを強化

Mary Jo Foley (Special to ZDNET.com) 翻訳校正: 緒方亮 高森郁哉 (ガリレオ)2019年05月22日 10時43分

 Microsoftは、「Windows 10 May 2019 Update」(バージョン1903)の提供開始を「5月下旬」と約束していた。したがって、同アップデートが米国時間5月21日に始まったことはそれほど意外でもない。

 May 2019 Updateを手動でダウンロードしてインストールしたいメインストリームのコンシューマーおよびビジネスユーザーは、21日から段階的に実行できるようになる。「Windows Server Update Services」(WSUS)と「Windows Update for Business」でも、21日時点でアップデートを入手可能になっている。Windows 10の機能アップデートは累積更新なので、まだWindows 10をバージョン1809にしていないユーザーは、同バージョンをスキップして直接バージョン1903に更新できる。

 今回のバージョン1903にはかなり多くの新機能がある。Microsoftはこのリリースで、「Windows 10 Home」を含むWindows 10ユーザーに対し、機能アップデートがインストールされる方法と時期をより管理しやすくなるようにしている。

 Microsoftは、Homeのユーザーもアップデートを最大35日間保留できるようにした。また、「download and install now」(今からダウンロードしてインストールする)という新しいオプションも追加された。これによりユーザーは、Windows Updateで機能アップデートを調べるだけで自動的に更新を強要されるということがなくなる。

 今回のアップデートにはまた、「reserved storage」(予約済み記憶域)という新機能もある。これは、ストレージが限られたPC向けに、アップデート用に約7GBの容量を割り当てることで、機能アップデートのインストール成功率を高めることを意図したものだ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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