[ブックレビュー]文章力アップのコツを掴む--「心を動かす 無敵の文章術」

詳細:単行本(ソフトカバー) / 192ページ / マガジンハウス / 著者:千田 琢哉 / 発売日:2019/02/07 / 外形寸法 (H×W×D):19.0cm×13.0cm×1.6cm / 重量:0.2kg
内容:仕事でもっとも頻繁に書かなければいけないものは「メール」だろう。報告書や企画書、マニュアルなどがその次あたりか。その際、人に伝わらない文章を書いていたのでは、無駄にやりとりが多くなり、手間が増えるだけだ。つまり、書くのが苦手なままでは不便が増すのだ。
「心を動かす 無敵の文章術」
「心を動かす 無敵の文章術」

 仕事でもっとも頻繁に書かなければいけないものは「メール」だろう。報告書や企画書、マニュアルなどがその次あたりか。その際、人に伝わらない文章を書いていたのでは、無駄にやりとりが多くなり、手間が増えるだけだ。つまり、書くのが苦手なままでは不便が増すのだ。

 本書では、その方法をまさに「分かりやすく」教えてくれる。最初の心構えとして「気負わないこと」とあるのがほっとする。「書くぞ!」と凝り固まるほどに、わけのわからない文章になりがちだからだ。また、漫画でも小説でも、とにかく「自分の好きな作家の本」をたくさん読もうというアドバイスに、「好きな作家でいいんだ」と安心する人もいるだろう。

 書くことが苦手な人が、いきなり「心を動かす」文章を書くことは難しいが、文章を書くのが得意だと思われる著者も、最初から得意だったわけではない。自分なりに見つけた方法でトレーニングを繰り返していくうちに、得意になったのだ。苦手を克服するための練習や、繰り返して技術を自分のものにするための訓練は必要だ。そこに、的確なアドバイスがあれば、上達までの道のりは短縮できる。本書で文章力アップのコツをつかんだら、あとはどんどん書いていくだけだ。

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