クルマもサブスクの時代に--トヨタが新会社、保険・税金・メンテをパッケージ化

 トヨタ自動車は2月5日、人とクルマとの新しい関係を提案するサブスクリプションサービスの運営会社として、新会社「KINTO」を1月11日に設立したと発表した。

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「KINTO ONE」に含まれる新型クラウン

 トヨタ子会社のトヨタファイナンシャルサービスと住友商事グループの住友三井オートサービスが出資。資本金等は18億円。株主構成は、トヨタファイナンシャルサービスが66.6%、住友三井オートサービスが33.4%。

 同社では、クルマの「所有」から、使いたい時に利用する「利活用」にシフトする中、好きなクルマ・乗りたいクルマを自由に選び、気軽に楽しみたいというニーズが高まっていると指摘。KINTOでは、3年間で1台のトヨタ車に乗れる「KINTO ONE」と、3年間で6種類のレクサスブランド車を乗り継げる「KINTO SELECT」の2サービスを展開する。

 KINTO ONEでは、プリウス(月額税別4万6100円〜5万5400円)、カローラスポーツ(月額税別4万9500円〜5万8700円)、アルファード(月額税別7万9000円〜9万2000円)、ヴェルファイア(月額税別7万5000円〜8万8000円)、クラウン(月額税別9万円〜9万9000円)の5台から選べる。

 また、KINTO SELECTは、ES300h、IS300h、RC300h、UX250h、RX450h、NX300hの6台が対象となり、6カ月ごとに乗り換えとなる。月額料金は、税別18万円。

 いずれのサービスとも、任意保険の支払いや自動車税、登録諸費用、車両の定期メンテナンスがパッケージ化された月額定額サービスとなっており、全国の販売店に加え、インターネットからも申し込みが可能。加えて、トヨタ販売店および、レクサス販売店でのサービスが受けられるという。

 まずは、東京都内のトヨタ販売店および、レクサス販売店(一部販売店を除く)において、KINTO SELECTが2月6日から、KINTO ONEは3月1日からトライアルを実施する。夏以降は、両サービスが全国に展開され、秋ごろにはサービスの対象車種を拡大する予定。

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