MicrosoftとそのOEMパートナーらは現地時間6月6日、台湾で開催中の「Computex 2018」で「Windows Collaboration Display」を発表した。Microsoftのビデオ会議システム「Surface Hub」の複数のOEM品がお披露目されたわけではない。同社によると、これはコラボレーション端末の新しいカテゴリだという。
広報担当者の言葉を借りると、Windows Collaboration Displayは「PCのデスクトップエクスペリエンスを部屋全体という規模に拡大し、『Azure IoT』の空間インテリジェンスシナリオをサポートする、センサー内蔵のIoT Edgeデバイス」だそうだ。
「Windows Collaboration Displayは、『Windows 10』搭載PCに接続する場合や組み込み機器からWindows 10を実行する場合に最良のエクスペリエンスを提供するように設計されている」と広報担当者は述べる。
内蔵センサーは、MicrosoftがBuild 2018のデモで披露したように、人のプレゼンス(存在)を検出するなどの処理に対応する予定だ。また、Azure IoTに接続した場合、ユーザーはチームでの作業をする場所を見つけることができ、設備管理者はデバイスから収集したデータを使用したリアルタイムな対応が可能になるという。
Windows Collaboration Displayには、「Microsoft 365」のコラボレーションツールが搭載されるという。Microsoft 365は、Windows 10、「Office 365」「Enterprise Mobility + Security」を組み合わせたサブスクリプションサービスだ。Microsoftはさらに、Windows Collaboration Displayは、「Microsoft Whiteboard」を使ってもらう良い機会になるとも述べている。
シャープとAvocorは、2018年中にWindows Collaboration Displayを出荷する予定だ。価格はまだ公表されていないが、筆者がMicrosoftの広報担当者に聞いたところによると、「多数の画面サイズを取り揃えて低価格で」提供する予定だという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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