SBI、仮想通貨取引サービスを開始--まずはXRPから

 SBIホールディングス子会社のSBIバーチャル・カレンシーズは6月4日、仮想通貨の現物取引サービス「VCTRADE」の提供を開始したと発表した。

 同社は、2017年9月に仮想通貨交換業の登録を完了し、開業に向けて準備を進めていた。今回、2017年10月に先行予約で口座開設を申請した2万ユーザーを対象にサービスを開始。取引に必要なパスワードなどを順次配送するとしている。一般口座開設の申込み受付は7月中を予定。取り扱い通貨は、リップル(XRP)から先行してスタートし、一般受付開始前までに、ビットコイン(BTC)、ビットコインキャッシュ(BCH)もカバーするという。

 取引手数料は無料のほか、業界最低水準のスプレッドを目指すという。取引時間は7時~翌6時までとなり、7時までの1時間はメンテナンスに充てられる。入金は、住信SBIネット銀行の本人口座に限定されており、他金融機関からの入金には対応しない。出金は、手数料として、住信SBIネット銀行であれば51円(以下、すべて税込)、他の金融機関であれば出金額3万円未満で165円、3万円以上で258円となる。

 また、SBIジャパンネクスト証券のPTSで運用実績のある、NASDAQの取引システムを利用した低遅延な取引環境を提供するという。セキュリティについては、セコムのグループ会社でBPO・ICT事業を手がけるセコムトラストシステムズと、ウォレットの運営について提携。XRP、BTC、BCHともに、即時の資金移動が必要な仮想通貨以外は、コールドウォレットで保管するほか、仮想通貨の秘密鍵はマルチシグネチャアドレスを採用するとしている。

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