Microsoftの「Windows 10 Redstone 5」(RS5)の最新プレビュー版では、「Windows Defender」サービスに施される2つの中核的なアップデートが披露されている。
Microsoftが「Windows 10 Insider Preview Build 17650」(RS5)をリリースした。RS5は、間もなくリリースされる「Redstone 4」(RS4)に続くバージョンで、2018年中に登場する予定だ。この最新ビルドは、「Windows Insider」の「Fast Ring」で「Skip Ahead」オプションを選択しているユーザーに提供される。
先頃、「Windows」シェルと中核アプリ群に「Fluent Design System」によるアップデートが施されたが、Microsoftは今回の最新ビルドで、そのスキームを「Windows Defenderセキュリティセンター」にも適用している。
現行のデザインと大きく異なるわけではないが、アプリの周りに新しいスペースとパディングを追加し、メインページ上のカテゴリのサイズを動的に変更する。
Windows Defenderセキュリティセンターに「Sets」のサポートが追加される。SetsはRS 5で導入されるタブ切り替え機能だ。Setsを有効にすると、ユーザーはタイトルバーを自分の好みの色に設定するオプションを利用できる。
さらに、「Windows Defenderファイアウォール」に「Windows Subsystem for Linux」(WSL)プロセスのサポートが追加された。
ユーザーはファイアウォールにWSLプロセス向けのルールを追加して、WSLに関する通知を利用できる。例えば、ファイアウォールを設定して、Linuxツールが外部リソースへの接続を試みたときにプロンプトを表示させる、といったことが可能になる。
これとは別に、Microsoftは「Windows Defender System Guard」をアップデートすることも発表した。Windows Defender System Guardは、2017年10月にリリースされた「Windows 10 Fall Creators Update」で登場した機能だ。このハードウェアベースのセキュリティ機能はランタイム認証を有効にして、起動中やランタイム時にシステムの完全性を確認する。
これは、「WannaCry」や「NotPetya」で見られたようなカーネルエクスプロイトに対して効果があるはずだ。この機能は、「Windows 10」の「仮想化ベースのセキュリティ」に対するMicrosoftの取り組みの一環である。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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