デジハリ、“授業料後払い”のエンジニア学校「G’s ACADEMY」を福岡に開校

 デジタルハリウッドは4月12日、GMOペパボと連携し、エンジニア起業家養成スクール「G’s ACADEMY」を、7月に福岡・天神地区のGMOペパボ福岡支社内のフリースペース「ペパボ天神ステージ」に開校すると発表した。起業や就転職を希望する社会人と大学生のみを対象とした本格的なエンジニア養成コース「DEVコース」を、東京同様に福岡でも開講する。


エンジニア起業家養成スクール「G’s ACADEMY」が福岡に開校

 G’s ACADEMYは、新たなウェブサービス・ITサービスを日本から生み出すことを目指したエンジニア起業家養成スクール。日本から世界へ挑戦するベンチャーを輩出することをミッションとして、2015年4月にG’s ACADEMY TOKYOを設立している。授業料後払いというユニークなシステムを採用しており、定員の2倍近い応募者の中からIQ/IDEA入試で受講者を選抜。東京では開校以来10期連続の満席で開講しているという。

 起業・転職を目指す人がプログラミングをゼロから学び、卒業前には一流エンジニアのメンターのサポートがついて、オリジナルのウェブサービスを開発。卒業後は500万円までの投資やオフィスシェアの支援が受けられることも特徴だ。開校から3年で22社が起業し、合計10億円以上の資金調達に成功しているという。

 福岡市は、2014年5月に国家戦略特区「グローバル創業・雇用創出特区」に選出。以来、スタートアップ支援に注力している。2017年にはスタートアップ法人減税を導入したほか、官民共働型スタートアップ支援施設「FUKUOKA growth next」を開設。都心へのアクセスの良さやオフィスコストの低さも相まって、福岡市に活動拠点を置くスタートアップ企業やIT企業が増えたことで、エンジニアやクリエイターといったIT人材の需要が急増しているという。

 同社では、G’s ACADEMYを通じて福岡発スタートアップを新たに生み出すことに加え、昨今増え続ける福岡ITベンチャー企業への人材輩出を目指すとしている。また、GMOペパボは、4月中旬に正式版のリリースを予定している新プラン「ロリポップ!」マネージドクラウドプランを、G’s ACADEMY FUKUOKAの受講者に提供する。

 さらには、独立系シードVCであるF Venturesと連携。G’s ACADEMY FUKUOKA会員の起業志望者は、福岡の学生スタートアップ支援団体TORYUMONが運営するインキュベーションプログラム「TORYUMON STARTUP GATE」(TSG)」に参加できるようになる。TSG会員は無料でG’s ACADEMY FUKUOKAのプログラミング入門CAMPが受講可能(時期等は調整中)。

 このほか2019年1月に、会社に勤めながら起業を検討する若いビジネスパーソンと、開発や経営の経験豊かな人とをつなぎ、起業を目指す人を地域全体で応援するコミュニティを創るための大型イベントを、F Venturesと共同で開催する予定だという。

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