オンライン決済サービス企業のPayPalを創業し、現在は電気自動車(EV)メーカーのTeslaやロケット企業のSpaceXで最高経営責任者(CEO)を務めるなどしているElon Musk氏について、起業家としての能力を疑う人は少ないだろう。そのように有能な人物だが、ときおり本気だか冗談だか判断しかねる行動をとる。先日も、ロケット「Falcon Heavy」のペイロードにTesla製EV「Tesla Roadster」を搭載して、火星に向けて打ち上げてしまった。
そんなMusk氏が、またもや不思議な告知をした。自身が経営するトンネル掘削会社The Boring Companyを通じ、岩石製ブロックを販売するのだ。同社の掘削作業で出た岩石を、建物の建材として提供するそうだ。
岩石といっても表面が加工してあり、「LEGO」のように相互接続できて、内部が空洞なのでそれほど重くなく、2人で作業すれば小さな建物の外壁程度なら数日もかからず組み立てられるそうだ。カリフォルニア州の地震荷重基準もクリアし、極めて強固だとしている。
しかも、耐火性を備えるという。The Boring Companyが1月に販売した火炎放射器「The Boring Company Flamethrower」の炎にも耐えるので、Flamethrowerの購入者はブロックの購入も検討するとよいだろう。
各ブロックのサイズや大きさ、価格、送料、販売形態など不明なことばかりだが、第一段階ではエジプトにあるピラミッドやスフィンクス、ホルス寺院のような建造物を建てられるキットが販売されるらしい。
ちなみに、世界各地へ出荷する計画としており、日本からでも買えるはずだ。
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