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2018年広告業界予測 - (page 2)

香川晴代(アンルーリージャパン)2018年02月19日 12時00分
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3. プレミアムメディアの回帰 – 信頼性へのニーズ

 2018年は、ブランドセーフティとアドベリフィケーションを追求するプレミアムサイトが、市場の不均衡を是正し、成長を遂げると予想されます。

 2017年には、パブリッシャーからの批判に応える形で、Googleがファースト・クリック・フリー制度(検索結果に表示された課金コンテンツをクリックすることで、非課金のユーザーでも無料で全文を閲読できる)の撤廃を発表しました。

 今後、より多くのパブリッシャーが協力し、プレミアムサイト市場の形成に取り組むでしょう。

4. AR(拡張現実)が販売を支援する

 消費者が製品のバーチャル版を試せるAR(拡張現実)アプリを作る企業が増えるでしょう。例えば、IKEAは購入検討中の商品が自宅に合うかどうかを確認し、すぐに購入できる「買う前に試せる」バーチャルアプリを出しました。

 特に、化粧品やファッションブランドでの導入が進むほか、これまでは広告でショールームへ見込み客を誘導し、製品を体験してもらうよう促してきた自動車メーカーでも、バーチャルアプリの活用が進むでしょう。

 モバイルAR技術の進化により、アプリを通して仮想現実の車を眺め、操作するといった新たな購入体験を生もうとする企業が増えるでしょう。

5. パーソナライゼーションの進化

 マシーンラーニング技術の発達で、2018年にはマーケティングにおけるAIとデータ活用が進み、よりパーソナルな体験を提供できるようになるでしょう。

 昨年、トヨタは絵文字ターゲティングを活用した動画キャンペーンを実施。消費者がSNSで利用している絵文字から、その瞬間どんな気分なのかを推察し、それぞれの人の気分にマッチした動画を見せました。

 ディズニーワールドでは、マジックバンドと呼ばれる手首につけるウェアブル端末を使って、来場者の園内での行動をトラッキングし、ミッキーマウスがゲストを名前で呼んで挨拶したり、予約時に注文した料理がテーブルに運ばれてくるなどパーソナライズしたサービスを提供。

 2018年には、テクノロジ企業はさらにパーソナライゼーションを進化させると予想します。


◇ライタープロフィール
香川晴代(かがわ はるよ)
アンルーリージャパン代表取締役
2002年よりオーバーチュア(現ヤフージャパン)、アマゾンジャパンにて、日本での広告事業立ち上げに関わり、広告営業、事業開発部門の管理職を歴任。
フェイスブックジャパンにて執行役員として勤務した後、動画マーケティングの大きな可能性に惹かれ、2015年6月に動画アドテクノロジのアンルーリーへ。
アンルーリーは、創業以来10年間、3兆ビューの動画データを保有し、さらに動画に対する100万人の消費者心理データを蓄積。このデータを活かして、TAG Tier1の認定を受けたブランドセーフな動画配信ネットワークの運営と、ターゲットの心を動かす動画コンテンツ制作のコンサルテーションを提供しています。
Ad Ageが選ぶ広告主 100社の91%がアンルーリーを利用しています。

この記事はビデオリサーチインタラクティブのコラムからの転載です。

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