logo

日産、自動駐車技術搭載の“スリッパ"を開発--日産ギャラリーで限定公開

加納恵 (編集部)2018年02月02日 10時37分
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

 日産自動車は、新型「日産リーフ」に搭載している自動駐車技術を広く知ってもらうため、スイッチひとつで玄関先のスリッパなどが整列する「ProPILOT Park RYOKAN」を公開した。


 ProPILOT Park RYOKANは箱根の老舗旅館「一の湯本館」協力の下、スリッパに加え、客室にある座布団やテーブル、リモコンなども自ら定位置に移動する動画を公開。2月10日まで、実際に体験できる宿泊客も募集している。あわせて神奈川県横浜市にある「日産グローバル本社ギャラリー」では、整列するスリッパの特別展示を実施した。

 特別展示では、ギャラリー内の一角に旅館の客室を模した畳敷きのコーナーを設置。一の湯本館で使用されているものと同じスリッパを用意し、脱ぎ散らかしてもきちんと整列する様子が見られる。

 コーナーの上部に設置したカメラが、スリッパの位置を把握し、リアルタイム画像処理技術とソナー技術を組み合わせることで、正しい位置を指定し、整列する仕組み。スリッパにはリチウムイオン電池とモータ、ビーコンなどを内蔵し、裏側には小さな車輪が付いている。スリッパの戻る軌道を予め設定しておくことで、自らスペースを見つけて戻っていくという。


「日産グローバル本社ギャラリー」に設けられた特別展示スペース。右側にある木のボタンを押すとスリッパが整列する

スリッパの位置を把握するために上部に取り付けられたカメラ

日産自動車日本マーケティング本部ブランド&メディア戦略部の江田壮寿氏と「日産リーフ」

 「スリッパは元の場所に戻るだけではなく、お客様が履いて歩けることが大前提。車輪にはクッションを付けることで、きちんと履ける形にしたが、小さいため車輪とクッションの両方を付ける部分が大変だった」と日産自動車日本マーケティング本部ブランド&メディア戦略の江田壮寿氏は、苦労した点を話す。

 「旅館の玄関先は靴やスリッパなど散らかってしまいがちな場所。その問題を日産の先進技術を掛け合わせることで解決したいと思った。訪日外国人旅行者の急増により、旅館に外国の方が訪れるケースも増えている中で、新しいおもてなしを提供したかった」(江田氏)と、一の湯本館とコラボレーションした理由を話した。


動くスリッパ。サイドには「NISSAN」ロゴが入っていた

スリッパの裏側には車輪が付いている。中に電池やモータなどが内蔵されている

 日産自動車では、自動運転などの技術を活用した「自動で元の位置に戻るイス」「行列を自動で進むイス」​の動画を公開している。「自動駐車機能をわかりやすく、多くの人に知ってもらいたいという思いから立ち上がったプロジェクト。最新技術は自動車に興味のある人には知っていただいているが、興味のない人には届けることが難しい。最新技術を生活の中に当てはめることで、これだけ便利になるということを伝えていきたい」(江田氏)という。

 公開採用した技術は、プロパイロットパーキングのものを転用しているのはなく、ハンドルやブレーキなどに触れず、ボタン1つで駐車ができるというコンセプトを受け継いだもの。今後も自動車の最新技術を日常生活の中に取り込むことで、技術力を伝えていきたいとのことだ。


バラバラだったスリッパが――

ボタン1つで整列する

-PR-企画特集

このサイトでは、利用状況の把握や広告配信などのために、Cookieなどを使用してアクセスデータを取得・利用しています。 これ以降ページを遷移した場合、Cookieなどの設定や使用に同意したことになります。
Cookieなどの設定や使用の詳細、オプトアウトについては詳細をご覧ください。
[ 閉じる ]