1時間40分の作業時間が終了した後は、いよいよプレゼンタイム。プレゼンの時間は各チーム2分。自分たちがデザインした作品をアピールするには短い時間だが、初めて人前でプレゼンする学生たちにとっては実は長く感じるもの。ほとんどのチームが時間を余してしまう結果となったが、それでも、一所懸命に自分たちの作品の良さを説明する姿勢に、作品への熱量はしっかりと受け止められた。
発表された作品は参加した全生徒、デザイナー、アドビシステムズ、さらに気仙沼市長など地元関係者約80人による投票で最優秀賞を選定した。
最優秀賞は俳優の渡辺謙氏が経営する気仙沼のカフェ「K-port」にて、2月より展示される予定だ。さらに気仙沼市で利用される紙袋にも採用されるか検討されている。
デザインの現場を体験することは、生徒たちにとってもいい機会だっただろう。アドビシステムズの各アプリやソフトもあっという間に使いこなしていく学生たちを見ると、クリエイティブなことに対して縁遠いのは、難しさではなく、機会の少なさに起因することを実感した。
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