iPhone Xを使い始めて最初の数時間は、それほど入力をしていなかった。しばらくして、メモをとり始めてから、世間で言われていることが分かった。仮想キーボードの下部に、かなり広く余白が設けられているということだ。何が起こっているのだろうか。
iPhone Xでも、キーボードが表示される画面上の場所は「iPhone 8」およびiPhone 8 Plusと同様で、親指が届く範囲にある。キーがiPhone 8 Plusより小さく感じられるのは、ディスプレイの幅が狭いからだろう。それは問題ない。だが、キーボードの下に、キーや機能ボタンがもう1列入るくらいに大きい余白があるのは、奇妙だ。絵文字とマイクのボタンがその部分にあるのだが、他に何もないのはなぜなのか。幻のホームボタンがそこにありそうにも思えるが、もちろん実際には存在しない。それでも、入力はスムーズだった。確かに悪くはないのだが、この余白はもっと有効に使えると思う。「iOS 12」で何かに使われるのだろうか。あるいは、それより早く、何かが出てくるのかもしれない。
— Scott Stein (@jetscott) 2017年11月1日
サムスンのGalaxy Note8などは、ホームボタンを廃止してからも感圧式の仮想ホームボタンを採用しているが、iPhone Xでは、今まで使い慣れていたジェスチャが全面的に変更された。
一方、大型化した新しいサイドボタンには、「Siri」と「Apple Pay」が割り当てられた。電源を切ろうとして無意識にサイドボタンを押してしまってから、機能が変わったことに気づいた(電源を切るには、同じサイドボタンを押したまま、いずれかの音量調節ボタンを同時に押さなければならず、直感的とは言い難い)。
こうしたジェスチャのおかげで、ますます操作は複雑になった。マンハッタンのフラットアイアン地区を、オフィスから理髪店に歩きながら感じたことを率直に言おう。まだiPhone Xを使い始めた初日の終わりだったが、シンプルだったホームボタンが懐かしい。
"There's no home button. It changes things... so you've got to learn," @CNET's @jetscott says about the new #iPhoneX. pic.twitter.com/O15bsfzObI
— CBS This Morning (@CBSThisMorning) 2017年10月31日
サイドボタンを2度押しするとApple Payが起動する。ただし、支払いを承認するには、併せて顔認証が必要になる。オフィスの自動販売機で試してみたところ、問題なく機能することもあったが、「Face ID」が筆者を認識しないこともあった。タイミングが悪かったのかもしれない。
Apple Payの使い方は、何としても今後の数日間でもっと研究しなければならない。何しろ、ボタンを2度押ししてFace IDで認識されてからNFCリーダーを使用、という一連のフローが機能しないばかりに、ドラッグストアでレジの列を詰まらせる原因になるのは願い下げだからだ。
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