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「Adobe Creative Cloud」が大型アップデート--新3Dツールやクラウド版Lightroomも - (page 2)

山川晶之 (編集部)2017年10月19日 07時01分
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スマホで撮影した写真から似たフォントを探せる新機能

 既存アプリケーションも大きくアップデートされている。デザイン分野では、Photoshopのパフォーマンスが全体的に向上したほか、ブラシ機能や360度画像のワークフローを強化。また、Illustratorに実装されている「曲線ペンツール」のサポートにより、簡単にパスを作成できるようになった。Appleの「HEIF」フォーマットにも対応し、iPhone 7 Plus以降のデバイス情報から、ブラーフィルタを使用した被写界深度の効果を作成できるようになった。


「Photoshop CC」のスタート画面から「Lightroom CC」のファイルアクセスが可能に

 Illustratorでは、パペットワープを実装。ベクターグラフィックで作成したマスコットキャラクタの姿勢を自由に変えることで、ジャギーが発生することなく任意の形に変形できるようになった。MacBook Proに搭載された「TouchBar」にも対応している。パブリッシャー向けソフトのInDesignでは、モバイルや紙に適したテンプレートを追加。日本人デザイナーによるテンプレートも用意されており、名刺などを簡単に作ることも可能だ。


パペットワープに対応

 PhotoshopとIllustratorでは、一部のフォントで「OpenType」のバリアブルフォントに対応。一つのフォントだけで、字体のウェイトを編集できるようになり、イタリック(斜体)にも対応可能だ。また、フォント関連では、モバイルアプリ「Adobe Capture CC」において、身の回りにあるフォントをスマートフォンのカメラで撮影することで、Adobe SenseiがTypeKitから類似フォントを検索する機能を実装した。検出したフォントは、デスクトップアプリと連携できる。


「Adobe Capture CC」でスキャンした文字データ

 ビデオ分野では、Premiere Proにおける360度映像編集のワークフローの強化、Oculus RiftやHTC Viveを使ったVR空間内での映像編集、ロック機能による複数人でのプロジェクトの共有に対応。これらは、IBC2017向けの先行アップデートで発表された内容と同じだが、新たにソニーの映像フォーマット「X-OCN(ソニーFS5向けRAW)」をサポートした。また、AfterEffectsでは、グラフを使ったモーションなどを数値データをもとに自動で生成する「データ駆動型アニメーション」に対応。そのほか、VR映像に関するアップデートを複数内包している。


VR空間内での全天球映像の編集が可能に

データからアニメーションを生成する新機能

 ウェブ分野では、DreamweaverがWindowsのHiDPI環境やマルチモニタに対応したほか、Gitによるソースコード管理をサポート。Animate CCでは、レイヤー深度やカメラ機能を強化。レイヤーの深度差によるパララックス効果や、自由なカメラワークを生かしたアニメーションを作成でき、イージングプリセット、タイムラインなども強化した。また、Muse CCでは、パフォーマンスを全体的に向上させている。


ウェブ向けプロダクトのアップデート

 Adobe Stockでは、AfterEffectsならではの映像効果を簡単にPremiere Proで使用できる「モーショングラフィックステンプレート」の取り扱いを開始。さまざまなテンプレートをStockから入手し、Premiere Pro上で利用できるようになった。今回のアップデートにより、写真・動画以外にも、Dimension用の3Dアセット、Premiere Pro用のモーショングラフィックステンプレートなど、幅広いクリエイティブの素材が集まるスペースに拡充している。

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