このサービスは、パートナー企業として6社がかかわっている。AOI Pro.がマーケティングニーズについて課題を抽出。全体アーキテクチャ設計およびUI/UXデザインをアルティテュードが実施し、ヘッドマウントディスプレイには着用者の視線を高精度に追跡できる「FOVE 0」を採用した。
取得した視線ログはアップフロンティアが開発した映像視聴用VRアプリで制御する。生体反応の取得にはグローバルで実績のあるニューロスカイ製の脳波計(EEG)・心電心拍計(ECG)を採用し、体温計・圧力計はブライセンが選定し簡易設計したコントローラケースに格納。タブレット用アプリケーション、クラウド側の管理機能及びレポーティングダッシュボード機能の開発はBlueMemeが担当した。取得した生体データをクラウドに格納・管理する仕組みは、AOI Pro.とアルティテュードが共同開発したものだ。
なお、システムはクラウド(VR Insight Cloud)で集中管理されており、データ取得・解析やデータ集計後のレポート作成等の高速処理が可能。2017年6月~7月に約250名を対象に行ったトライアル実査によってレポート作成までのすべてのフローの実施・検証を行った。仕組みは出来上がったとし、今後はさらにデータを取得しつつ商用化に取り組む。
ターゲットについては、「広告主のメリットになるのか、制作会社がクリエイティブや編集を高めるために有効なのか見定める。15秒のCMだけでなく、数分のウェブCM、動画、ショートフィルムなどにも使える。そうなると取引先は変わってくる」(吉澤氏)とコメントしている。
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