グーグル、AIで関心事を表示する新ニュースフィード--Facebookに対抗

Richard Nieva (CNET News) 翻訳校正: 編集部2017年07月20日 07時45分

 Facebookは既に、ユーザーが見たいと思うニュース、スポーツ、口コミ動画のフィードをそのユーザーに合わせて表示している。今回Googleが、これに参入するという。

 Googleは米国時間7月19日、「iOS」と「Android」搭載端末向けの無料「Google」アプリを更新し、人工知能(AI)を活用してニュース記事や映画予告編などを表示するフィードを追加した。

 フィード自体は新しいものではない。Googleは、ユーザーのGoogle検索に基づいてそのユーザーの興味を引きそうなコンテンツを表示するその基本バージョンを12月に発表していた。しかし今回のフィードはこれが拡張されて「フォロー」ボタンが追加されており、Donald Trump米大統領など、さまざまな著名人の最新情報が確認できるようになっている。

 ニュース記事については、ユーザーにさまざまな視点を与えるために、複数の異なる報道機関からの記事が(ファクトチェック済みの記事とともに)表示される。

 Googleのフィードは検索の一環であるため、仕組みもFacebookとは異なる。Facebookは、ユーザーの友人が共有したものやユーザーが「いいね!」したページを組み合わせて表示する。Googleのフィードは、同社の優れた検索アルゴリズムに加えて、「Googleマップ」のデータや「Gmail」、「YouTube」検索など、その他のGoogleサービスからの情報に依存する。

 これによって、他の方法では見落としがちな洞察を生成できるとGoogleは考えている。例えば、ユーザーが1年前にふと思い立ってクラシック音楽コンサートに行っていたとする。するとGoogleのフィードには例えば、ユーザーの興味をもう一度掻き立てるかもしれないチェロ奏者に関する記事が表示される。あるいは、日本への旅行を計画しているユーザーには、東京のおすすめ写真スポットに関する10カ月前の記事が表示されたりする。

 Googleのフィードは現在、米国のみで提供されているが、今後数週間のうちに他の国でも提供が開始される予定だ。

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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