野坂氏はさらに、UQコミュニケーションズが自身でインフラを敷設し、サービス展開しているUQ WiMAXに関する新たな施策についても説明した。同社はUQ WiMAXに関してここ最近、ユーザーから不満の声が多かった、3日で3Gバイト通信するとかかる制限を緩和したり、理論値で下り最大440Mbpsで利用できるエリアを全国に拡大するなどの取り組みを実施したりしている。
今回はUQ WiMAXのサービスエリアに不満がある利用者に対する取り組みとして、auのLTE回線を用いた時に月額1005円かかるオプション利用料を、無料にすることを明らかにした。ただしそのためには、新たに提供される3年契約が必要な「3年プラン」を契約する必要がある。
またLTEの利用に関しては通信量が7Gバイトまでと定められており、それ以上利用した場合は速度制限がかかってしまう。そこで新たに、7Gバイトの90%となる6.3Gバイトを消費した時点で、端末側にLTEを継続利用するかどうかを画面上に通知する機能を導入することも明らかにした。
野坂氏によると、UQ WiMAXに関しては最近、固定回線代わりに自宅に設置して利用するホームルータ「L01」の販売が好調とのことで、「自宅でもワイヤレスは便利だということが浸透しつつある」と話す。そうした影響もあってか、3月のUQ WiMAXの新規加入は、前年比150%を達成するなど「われわれも驚いている」(野坂氏)ほど非常に好調という。
そこで野坂氏は、自宅でUQ WiMAX、外出先でもUQ WiMAXやUQ mobileのサービスを活用することにより、通信環境を「UQで丸ごとカバーできる時代になりつつある」と評価。双方の新サービスによる加入者獲得に、強い自信を示している。
なおイベント会場では、テレビCMに出演している深田恭子さん、多部佳代子さん、永野芽郁さんが登場し、6月8日より放映される新テレビCMも公開した。その壇上で野坂氏は、同社のテレビCMが好評な理由について「(CMキャラクターの3人が)男性だけでなく、同性からも人気が高い。そのうえでハイセンスな衣装と共感を呼ぶキャラクター、コケティッシュさのある内容が、人気につながっているのではないか」と分析している。
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