Twitterのeコマース分野での取り組みに、ついに終止符が打たれたようだ。TechCrunchが入手した、eコマースプラットフォーム「Shopify」のユーザー宛のメールによると、「Twitterチームがeコマースへの注力から方向転換した結果として」、Twitterの販売チャンネルは終了するという。
Twitterは、2016年5月に「Buy」ボタンに取り組んできたコマースチームを解散させており、メンバーは他のチームに吸収されるか、同社を去っている。その時点で同社は、Buyボタン関連のリソースを製品のダイナミック広告へ振り向けることにより、むしろ商取引への投資は増えていると主張していた。
今回のメールによる通知は、Twitterが抱いていたeコマースへの野心が、事実上終わりを迎えたことを示している。
Twitterは、以前の最高経営責任者(CEO)Dick Costolo氏のもとで、Buyボタンの試みを始めた。当時同社は、さまざまなブランドがTwitterでのフォロワーを購買客として取り込む方法の1つとして、このボタンのコンセプトを提唱していた。
だが、2015年10月にJack Dorsey氏が新CEOに就任したあと、同社は将来的に中核事業への集中を進める姿勢を明確にした。これに加えて、買い物をするためにTwitterにアクセスするユーザーはいないことも判明した。
Dorsey氏によるユーザー体験の見直しの努力にもかかわらず、Twitterは新規ユーザーの獲得や、既存のユーザーの満足度の向上において、苦戦を続けている。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
働き方改革の目的は「生産性向上」。未来を
切り開くためのカギは「デジタル導入」を
人材不足を嘆く前にできることは何か?
専門家二人の率直な意見を紹介
世界に影響を及ぼす大きな転換期の訪れ
それを見据え富士通が積み上げた戦略とは?
電通デジタルが提案する効率化だけでない
テクノロジの新しい価値