Microsoftは、「Office」「OneDrive」「Outlook.com」「Xbox Live」などの同社の各種サービスに、Skype名でサインインするオプションを追加する。
同社は米国時間2016年10月18日、それらのサービスにSkype名でシングルサインインできるオプション(一部のケースでは電子メールアドレスも必要)を、10月第4週以降に提供すると発表した。
同日に発表された短いブログ記事では、変更内容について「Skypeのサインイン画面や、パスワードの変更や復旧の手続きに変更があったのに気づいた人もいるだろうが、それはMicrosoftによる管理が開始されたためだ。これらの変更がSkypeの機能に影響を与えることはなく、引き続きSkype名を使ってログインすることができる」と説明している。
この変更がMicrosoftアカウントをすでに所有しているユーザーに与える影響についてMicrosoftに尋ねたところ、担当者からは次のような回答が得られた。
この機能が有効になる来週以降は、すでにMicrosoftアカウントを所有しているユーザーに対して、アカウントを更新することをお勧めする。これによって、Skype、Office、Xboxを始めとするMicrosoftの各種サービスに単一のアカウントでアクセスできるようになる。SkypeアカウントをMicrosoftアカウントで更新した後も、従来通りSkype名を使い続けることができ、SkypeへのサインインにもMicrosoftアカウントのパスワードを使用できるようになる。SkypeアカウントのMicrosoftアカウントへの更新は、1度しか行えないことに注意して欲しい。
まだMicrosoftアカウントを所有していないか、今後もアカウントを分離したまま維持したい場合は、Skypeアカウントに電子メールアドレスの情報を追加して頂く必要がある。これによって、パスワードを忘れてしまった場合に、アカウントを復旧しやすくなる。
現時点で(筆者のように)SkypeアカウントへのログインにMicrosoftアカウントを使用していないユーザーは、既存のSkypeアカウント名を引き続き利用しつつ、Microsoftアカウントに関連づけられているパスワードでサインインできるようになる。
他のSkype関連のニュースとして、Microsoftは10月17日に、2016年前半にリリースした「Skype for Linux」のアルファテスト版にビデオ通話機能を追加した。Microsoftの担当者は7月に、「近日中に」Skype for Linuxのアルファ版にビデオ通話機能を追加すると約束していた。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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