同日のDemo Dayでは、Onlabの卒業生の現状についても語られた。
Spectee(スペクティー)は、動画画像解析・自然言語解析の技術特許を取得し、それらの特許をもとに現場のニュース動画をSNSで情報収集する、「Newsdeck(ニュースデック)」を運営。2016年4月にサービスをリリースし、導入している報道機関は26社と順調に増えているそうだ。LINEなどへの導入事例もあるという。
「Locarise(ローカライズ)」は商業施設や小売店向けの顧客動向分析サービス。Wi-Fiなどで位置情報を分析して顧客の動きや来店頻度を把握し、そのデータに基づいた導線改善など顧客経験の最適化にむけて取り組んでいる。同社によると、Onlabプログラム終了後、Iotセンサを新たに導入して、顧客の行動分析の精度度を高めており、日本やフランスの多数の企業に利用されているとのこと。
「HouseCare(ハウス ケア)」は、自動オーダー・前日予約可能なBtoBの掃除代行プラットフォーム。依頼者は、清掃スタッフがスマートフォンで撮影した、ビフォアー・アフターの写真をみて、現状を把握できる。現在、数百万もの清掃依頼があるという。同社は、神戸で開催された500 Startupsのアクセラレータープログラムにも参加していた。
「EveryGrowth(エブリグロウス)」は、中小企業を対象とした広告配信の自動化ツールを提供している。APIからデータを収集・分析し、改善の提案をする。そして広告の監視とサマリーリポートの作成を行う。同社によれば、すでにGoogle AdWordsやGoogle Analytticsに対応しており、今後FacebookやYahooにも順次対応予定とのこと。同社CEOによると、AI広告代理店を目指すそうだ。
「HACKERBASE(ハッカーベース)」は、リリース当初からサービス内容を変え、社内エンジニアのパフォーマンスを計測・改善するサービスとなった。GitHubのサービスで収集したデータをもとに、エンジニアの仕事内容の定量化に成功しているそうだ。同社CEOによると、先日クローズドにサービスをリリースし、現在10社、120のプロジェクで利用されているという。
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