最新の報道によると、Microsoftは「Skype Teams」サービスのベータ版を11月には提供することを目指している可能性があるという。同社はSkype Teamsを「Slack」の競合サービスと位置付けている。
Petri.comのBrad Sams氏は先週、Skype Teamsの現状について、情報筋から得た最新情報を紹介した。Sams氏によると、Skype Teamsは、18カ月前から開発作業が進められており、現在プライベートテスト段階にあるという。より広範なベータテストが11月に実施される可能性もあり、完成版のリリースは2017年1月に予定されているが、ロードマップ「計画が変更される可能性は常に存在する」とSams氏は述べた。
さらに、Sams氏の情報筋によると、Skype Teamsは「Office 365」の法人向けプランの一部として提供される可能性が高く、ほかの「Office 365」サービスの機能と連携する見通しだという。Slackが無料プランも提供していることを考えると、Microsoftが複数の既存製品でやってきたようにフリーミアムモデルを選択して、エントリーレベルの無料版Skype Teamsを用意し、アップグレードしたユーザーに完全な機能を提供する可能性もあるのだろうか。
MicrosoftがSlackの買収を検討しているとのうわさも流れたが、同社は買収を行わなくても、自らのSkypeサービスでSlackに真っ向から勝負を挑めると判断したようだ。
「Microsoft Office」関連のニュースはほかにもある。MicrosoftとLinkedInがさまざまなOfficeアプリおよびサービスに関する新しいトレーニングコースを開発した。これらのコースは、「Office Training Center」で無料提供されており、「Outlook 2016」や「Excel 2016」の使い方といったトピックを扱っている。
Microsoftによる買収の手続きが進められているLinkedInは、先頃発表された「LinkedIn Learning」サービスを通して、Microsoftに関するコースをほかにも提供している。LinkedIn Learningサービスは、LinkedIn傘下の「Lynda.com」のコンテンツを利用する。
MicrosoftによるLinkedIn買収はまだ完了しておらず、MicrosoftもLinkedInも、MicrosoftがLinkedIn Learning/Lynda.comをどのように利用するのかについて、まだ詳しい説明を行っていない。
Microsoft関係者によると、LinkedInの買収は2016年末までに完了する見通しだという。
この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。
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