NECディスプレイソリューションズは9月6日、ディスプレイのHDMI端子に装着すると無線LAN経由で、参加者の画面を表示できるワイヤレスプレゼンテーション機器「MultiPresenter Stick」の販売を開始したと発表した。出荷は9月13日で、ウェブ直販価格は3万3000円(税別)。
MultiPresenter Stickは、幅117mm×奥行47mm×高さ14mmのコンパクトなスティック型筐体で、質量は約49gと軽量だ。少ない手順で無線LAN接続や発表者の交代が行えるため、会議運営や、教育現場などで役立つ。
利用するには、大画面液晶ディスプレイやプロジェクタのHDMI端子に装着する。内蔵されているアプリケーションが起動し、画面上に4桁のPINコードが表示される。会議参加者は自身の端末に専用アプリケーションをインストールしておけば、各自の端末にそのPINコードを入力するだけで、ワイヤレスによる画面表示が可能になる。
発表者がメニュー内のボタンをワンクリックするだけで、自分の端末と同じ画面を表示できるほか、発表者が投写している画面を、他の参加者の端末の画面に表示できる。さらに、参加者がそれぞれの端末で、メモをつけて保存することも可能だ。
発表者が交代する時にケーブルを繋ぎ替える必要がないので、作業の手間と繋ぎ替えを待つ時間を削減できる。
専用アプリは、Windows、MacOS、Android、iOSがそろっており、参加者がスマートフォンやタブレットなど異なるOSや端末を使用する場合も混在できる。
同時接続数は、MultiPresenter Stick自体が無線LANアクセスポイントになり、各端末を直接MultiPresenter Stickに接続する「スマートコネクション」モードの場合、最大12台。MultiPresenter Stickを既存のネットワークに追加し、そのネットワーク経由で各端末をMultiPresenter Stickに接続する「インフラストラクチャー」モードは最大50台まで接続可能だ。
さらに、MultiPresenter Stickには200Mバイトまでのファイルを受け渡しできる機能も持つ。なお、アップロードしたファイルは、接続終了時に自動的に消去される。
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