立秋を過ぎ、暦の上では秋が始まったわけだが、当然まだまだ猛暑が続く。熱中症になるのを避けるには、適切な水分補給とエアコン使用が効果的といわれる。しかし、炎天下の海辺やキャンプ場だと、エアコンなど無理な相談だ。
そこで、片手で持ち運べるほどコンパクトな携帯型エアコン「Zero Breeze」を紹介しよう。現在クラウドファンディングサービス「Kickstarter」で支援募集中。
Zero Breezeは、サイズが高さ11×幅7.8×長さ19インチ(約28×20×48cm)、重さが14ポンド(約6.4kg)の、持ち運んで利用できる小型エアコン。水や氷で空気を冷やして送風するのではなく、冷媒をコンプレッサで圧縮して冷房する本物のエアコンだ。冷房能力は毎時1100BTU(約322W)あり、面積50平方フィート(約4.6平方m)という狭い部屋なら温度を華氏44度(摂氏約6.7度)まで下げられるという。
屋内では、コンセントなどのAC電源に接続し、排気用パイプをつないで使う。バッテリ駆動にも対応しているので、蒸し暑く寝苦しい夏の夜にテント内で使うのもよい。3段階の冷却強度が選べて、バッテリ駆動時間は中だと5時間、強だと3.5時間。
自動車のような閉じた空間はもちろん、エアコンのないホールの片隅を冷やすなどにはもってこいだろう。炎天下の海辺で直接風にあたって涼をとることにも使える。
Zero Breezeは、LEDライト、Bluetoothスピーカとしても機能する。さらに、USBポートを2つ備え、スマートフォンなどを充電することも可能。夏のキャンプなどに1台持って行くと、役立ちそうだ。
Kickstarterでの支援受付期間は日本時間10月1日まで。記事執筆時点(日本時間8月24日15時)でキャンペーン期間は37日残っているが、すでに目標金額10万ドルの2.6倍近い約25万9000ドルの資金を集めている。
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