人を評価する「Peeple」--アイデア自体が批判された新アプリ - (page 2)

Ian Sherr (CNET News) 翻訳校正: 編集部2016年03月18日 07時45分

 35歳でカナダのカルガリーを拠点とするCordray氏は、自身のアプリが誤解されていると述べる。同氏は、Peepleについて、ユーザーを知る人々がその人の良さを保証するための手段と形容しており、それはLinkedInの推薦のようなものだ。Cordray氏のような人材リクルーターは、この種の情報を常に必要とする。人材リクルーター目線で考えたとき、同アプリは非常に意味がある。

 「現時点では皆、荒らしに翻弄されている」と同氏は述べる。「ソーシャルメディアは完璧ではない」(Cordray氏)

 Cordray氏は、同アプリのプライバシー保護をより強固にすることで批判に応えている。これには、Facebookのプロフィールと電話番号によってユーザーの身元を確認できるようにすることが含まれる。また、Peepleは現在、嫌がらせのブロックや報告も可能となっている。一方、ユーザーをアプリやピザのように評価することになりかねない、星印を使った評価はなくなっている。

 また、ユーザーはレビューを隠すこともできる。

 Cordray氏は、同アプリのダウンロード回数や利用しているユーザー数を明かすことは拒否しており、データ分析担当者が確実な情報を収集するには48時間を要すると述べている(本記事は、Peepleアプリ公開直後に執筆されている)。しかし、同氏は、Peepleがアプリストアの検索アルゴリズムでトレンドになっており、少なくとも人々の興味を引いていることを示していると述べた。

 Cordray氏は取材終了間際、筆者をレビューすることを申し出てくれた。「われわれのコンセプトに同意したかどうかに関わらず、適切な質問をしてくれたことに感謝する」と同氏は記してくれた。このレビューなら共有しても構わないのは、認めざる得ないところだ。

Peepleは、2015年10月の発表後に受けた批判に耳を傾けたと述べている。しかし、それで十分だろうか?
Peepleは、2015年10月の発表後に受けた批判に耳を傾けたと述べている。しかし、それで十分だろうか?
提供:Facebook

この記事は海外CBS Interactive発の記事を朝日インタラクティブが日本向けに編集したものです。

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